トロトロのチーズに好きな具をからめて食べるチーズフォンデュはチーズ好きにはたまらない一品ですよね!
ひと昔前はおしゃれなレストランで食べるイメージでしたが、最近ではご家庭で気軽にチーズフォンデュを楽しむ方も増えているようです。
しかしその反面「レシピとおりに作ったのにチーズが固まってしまった!」とか「食べている途中でチーズが分離してしまった!」といった声もききます。
なぜチーズフォンデュのチーズが固まるのか?分離するのか?原因を探るとともに、そうなったときにはどう対処すればよいのかをご紹介します。
この間、友達の家で女子会をしたの。
ちょっとおしゃれに「チーズフォンデュ」にしたんだけど、チーズが固まってしまって大変だったよ!
やっぱり高いチーズを買って作らないとダメなんだね。
そんなことはないわよ!
ちょっとしたコツさえ知っていれば、スーパーで買えるピザ用のチーズでも美味しいチーズフォンデュはできるのよ!
]ちょっとしたコツ?
本当かなぁ?
むずかしくないなら知りたいな!
チーズフォンデュが固まる原因は?
チーズフォンデュをするときに「チーズが固まってしまう」というお悩みの方は多いようですね。
なぜチーズが固まってしまうのかその原因をみてみましょう。
チーズの量は?
チーズフォンデュの材料であるチーズは脂肪のかたまりです。
そして、チーズを溶かす牛乳や白ワインは水分ですね。
もともと、水と油は混ざりにくいものなのです。
水分に対してチーズの量が多いとチーズが固まってしまう原因になります。
また、水分にチーズを混ぜる時にチーズを一気に入れてしまうことも、チーズが固まる一因といえます。
水分の温度は?
チーズを入れるときに牛乳や白ワインは温まっていますか?
十分に温まっていない牛乳や白ワインにチーズを入れると、水分より先にチーズが溶けて固まってしまいます。
また、チーズを一気に入れることもチーズが固まる原因のひとつです。
チーズが固まらないようにするには?
チーズを溶かすための牛乳や白ワインなどの「水分」を十分に温めましょう。
牛乳なら沸騰直前まで、白ワインは沸騰させても大丈夫です。
温まった牛乳や白ワインに、数回に分けてチーズを入れましょう。
けっして一気に入れないでください!
あとは焦らずじっくりと混ぜ合わせます。
牛乳や白ワインは十分に温めましょう。
チーズは一気に入れず、少しずつ入れましょう。
じっくり、焦らずに混ぜましょう。
チーズフォンデュのチーズが固まった時の対処法は?
せっかくチーズフォンデュを作ったのに、チーズが固まってしまった!どうしたらいいの?
そんな時には、牛乳や白ワインを温めてからチーズフォンデュのお鍋に足して下さい。
ただしこの時も一気に水分を加えてしまうとチーズと水分が混ざらなくなってしまいます。
様子を見ながら少しずつ加えるようにしましょう。
またそのときに、鍋の温度が上がりすぎると鍋の底のチーズが固まってしまいますので、45~60℃程度になるよう火力を調節するか湯せんにかけるなどした方が良いでしょう。
温めた牛乳や白ワインを少しずつ加えましょう。
鍋の温度が上がりすぎないよう注意しましょう。
チーズフォンデュが分離する原因は?
チーズフォンデュのチーズが分離してしまう原因は、チーズの脂肪と牛乳や白ワインなどの水分がきちんと混ざっていないためです。
なぜチーズと牛乳や白ワインが混ざらなかったのか?
まず第一に牛乳や白ワインが温まっていないためと考えられます。
牛乳は沸騰寸前まで、白ワインは沸騰させましょう。
チーズをきちんと溶かすためにはそのくらい水分の温度をあげる必要があるのです。
二つ目はチーズの量が多い場合です。
チーズの分量はレシピどおりでも一気にいれないでください。
数回に分けてその都度よくまぜましょう。
チーズフォンデュが分離した時の対処法は?
チーズフォンデュを食べている途中でチーズが分離してしまっても大丈夫です。
諦めずにこれからご紹介する方法を試してみて下さいね。
牛乳や白ワインを温めて加える
チーズフォンデュとは別のお鍋で牛乳や白ワインを温めます。
温まった牛乳や白ワインを少しずつ様子を見ながらチーズフォンデュに加え混ぜていきます。
つなぎのコーンスターチを入れる
牛乳や白ワインを人肌程度に温めます。
その中にコーンスターチや片栗粉を溶かしてチーズフォンデュに少しずつ加えてしっかり混ぜます。
牛乳や白ワインに合わせるコーンスターチや片栗粉の分量です。
牛乳や白ワイン | 50cc |
コーンスターチや片栗粉 | 大さじ1杯 |
コーンスターチや片栗粉がもつとろみ効果で牛乳や白ワインとチーズがトロッと混ざります。
人肌は体温と同じくらいの温度(36~37℃)で手でさわっても熱くない程度とお考えてください。
コーンスターチや片栗粉は分離してしまった時に有効な対処法ですが、チーズフォンデュを作る際にボウルにチーズとコーンスターチや片栗粉をあらかじめ混ぜ合わせておくと分離を防ぐことができます。
[memo title=”MEMO”]人肌は体温と同じくらいの温度(36~37℃)で手でさわっても熱くない程度とお考えてください。
コーンスターチや片栗粉は分離してしまった時に有効な対処法ですが、チーズフォンデュを作る際にボウルにチーズとコーンスターチや片栗粉をあらかじめ混ぜ合わせておくと分離を防ぐことができます。[/memo]
鍋の温度と食べ方
鍋の温度は45~60℃に保っておくことも大切です。
食べている最中もこまめにかきまぜるとよいでしょう。
ヨーロッパの方は串にさしたパンでなべ底を一回りなでてからひきあげるそうです。
チーズをかき混ぜることにより鍋の温度差を防ぐ意味もあるようです。
- 温めた牛乳や白ワインを少しづつ鍋に入れて混ぜましょう。
- コーンスターチや片栗粉を牛乳や白ワインで溶かしてチーズと混ぜましょう。
- チーズにコーンスターチや片栗粉をまぶしてからチーズフォンデュを作ると分離しにくくなります。
- 鍋の温度を45~60℃に保ちこまめにかき混ぜましょう。
まとめ
チーズフォンデュは日本の冬の定番の鍋物と同じヨーロッパの家庭料理です。
アツアツ、トロトロのチーズフォンデュをご家族やお友達と楽しんで下さいね。
- チーズが固まったら牛乳や白ワインを温めて少しずつ鍋にいれてチーズとまぜましょう。
- チーズが分離してときは、コーンスターチや片栗粉を温めた牛乳や白ワインで溶かして少しずつチーズに加えて混ぜましょう。
- 鍋の温度を45~60℃に保ち、食事中もこまめにかき混ぜましょう。
この間の失敗はチーズを一気に入れちゃったからなんだね!
白ワインもあまり温まってなかったかもしれないな。
チーズフォンデュは焦らずにじっくりとタイミングを見ながら作るのがコツなのよ。
市販のピザ用チーズでも十分美味しいチーズフォンデュができるわね。
慣れたらチーズフォンデュ用のフォンデュソースや好みのチーズをブレンドして楽しむのもいいわね。
合言葉は「焦らずじっくり」だね!
さっそく友達に連絡してこの間のリベンジしなくちゃ!