パセリは、日本でも収穫できる野菜です。
独特の苦みを持ちますが、様々な料理に使われ、身近な野菜です。
料理に使うと言っても、一品当たり使う量は少量のため、新鮮なまま一度に使い切れず余ってしまいます。
パセリの保存方法はみなさんどうしていますか?
パセリをそのまま常温や冷蔵庫で保存していると、すぐに傷んでしまいます。
パセリには豊富な栄養価があるので、すぐに処分しないといけなくなるのはもったいないですね。
実は、パセリの栄養価そのままに、長期に保存する方法があります。
その方法は、パセリを乾燥させてドライパセリを作り、冷凍保存することです。
どのような方法でドライパセリにして保存するのか、オーブンを使ったドライパセリの作り方など、詳しくみていきましょう。
パセリの栄養価は?
パセリは、とても栄養価が優れている野菜です。
どのような栄養価が含まれているのか、みていきましょう。
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- β-カロテン
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンC
- カルシウム
- カリウム
- 鉄
- 葉酸
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一つの野菜にこれだけたくさん栄養価が含まれているのは、すごいですね。
中でも、βカロテンは、パセリ100g当たり7400mgも含まれています。
これは、ニンジンに次ぐ豊富な量です。
たくさんの栄養価が含まれているパセリには、たくさんの効能があります。
下にまとめてみました。
アンチエイジング効果
肥満予防効果
ストレス軽減効果
このように見てくると、パセリは豊富な栄養価が含まれ、健康や美容に良い野菜であることがわかります。
ドライパセリの栄養価は違う?
パセリを加熱、乾燥させると、生のパセリより栄養価が変動します。
順にみていきましょう。
加熱したパセリの栄養価
パセリに含まれているビタミンCは、熱に弱いため、大半が破棄されて失ってしまいます。
その他の栄養価は熱に強いため、生パセリと同じです。
乾燥させたパセリの栄養価
パセリを乾燥させると、パセリに含まれている水分がなくななり、栄養素が凝縮されます。
すると、生のパセリより栄養価が上昇します。
このようにみてくると、乾燥させたドライパセリの方が、失う栄養価が少なく、さらに栄養価を上昇することができます。
長期間保存に向いているだけでなく、優れた栄養価のままで食べることができます。
ドライパセリは冷凍保存できる?
ドライパセリは、冷凍保存できます。
なぜ冷凍保存が良いのか、栄養価の面、使い勝手の面、保存期間の面からみていきましょう。
ドライパセリの栄養価
パセリの中の水が抜けているので、栄養素が凝縮されています。生で食べるより乾燥させて食べる方が、より多くの栄養を摂ることができます。
ドライパセリの使い勝手
パセリを使用するときは、料理の飾りか、食材に載せたり混ぜ込む時は、手で粉々にしてから使います。
パセリを冷凍保存する際、パセリを粉々にして保存すれば、料理で使う際に必要な量だけ、すぐに取り出して使うことが可能です。
調理の手間を省くことができるので、大きなメリットがあるといえます。
ドライパセリの保存期間
ドライパセリの保存方法は、冷蔵庫では2週間、冷凍庫であれば2~3ヶ月と言われています。
この期間を過ぎると風味が落ちてしまうので、上記の期間までに使い切るのがお勧めです。
長く保存したい方は、冷凍保存するのが良いでしょう。
下にドライパセリの作り方を載せていますので、参考になさってくださいね。
冷凍で保存したドライパセリは、解凍せず、すぐに調理して使うことができます。
ただし、一度解凍したパセリを再度冷凍することはできません。
一度に使う量だけ取り出すようにしましょう。
ドライパセリの自宅での作り方
自宅でオーブンや電子レンジを使って、ドライパセリを簡単に作ることができます。
順に作り方をご紹介しましょう。
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オーブンを使ったドライパセリの作り方
- パセリをよく水で洗い、水気を切る。
- パセリを茎と葉先に分ける。
- 葉先をクッキングシートに重ならないように並べて鉄板にのせ、余熱なし120℃で15分加熱する。
- パセリの位置を変え、100℃に温度を下げて15分加熱する。
- パセリが乾燥して、ドライパセリになったら手でほぐして保存容器や密封袋に入れる。
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電子レンジを使ったドライパセリの作り方
- パセリをよく水で洗い、水気を切る。
- パセリを茎と葉先に分ける。
- キッチンペーパーを敷いた耐熱皿の上に重ならないように並べ、500W2分加熱する。
- パセリがカリカリになっていなければ、30秒追加して加熱する。
- 密封袋に入れて、上から揉んで粉々にしたらできあがり。
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どちらの方法も、ご家庭で簡単に作ることができます。
ぜひ作ってみてくださいね。
ドライパセリを使った料理をご紹介!
ドライパセリをたくさん作ったら、毎日の料理で使いたいですね。
ご家庭でできる、ドライパセリを使った簡単レシピをご紹介します。
パセリライス
https://www.instagram.com/p/B2zPMIcgqfz/?utm_source=ig_web_copy_linkご飯を炊く。
炊きたてのご飯にバター、冷凍ドライパセリ、塩こしょうをよく混ぜる。
パセリを使った一口カツ
https://www.instagram.com/p/BvNU01dAWvM/?utm_source=ig_web_copy_link
油で上げる前に、パン粉に冷凍ドライパセリを混ぜて油で揚げる。
アジや豚肉、鶏肉で作ってもOK。
パセリをのせたポタージュ
https://www.instagram.com/p/BCO_cADPFS6/?utm_source=ig_web_copy_linkポタージュに冷凍ドライパセリを少々のせる。
写真のカボチャポタージュ以外にも、コーンポタージュでもOK。
3種類のレシピを載せましたが、どれも普段の料理に加えるだけで、簡単に作ることができます。
ぜひ、作ってみてくださいね。
まとめ
パセリの栄養価やドライパセリの作り方、ドライパセリの長期保存の仕方をみてきました。
ドライパセリについて、おさらいしましょう。
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- パセリには、豊富な栄養価があり、様々な効能がある。
- パセリは、ドライパセリにして冷凍すると、パセリの栄養価を落とさずに長期保存することができる。
- ドライパセリを冷凍保存するとき、粉々にしておくと、解凍せずすぐに料理に使えてとても便利。
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パセリを購入すると、たくさん袋に入っているので、ドライパセリにすると長期に保存することができ、毎日の料理に手軽に使うことができます。
ぜひ、活用してみてくださいね。