アガーはゼリーや寒天と同じ凝固剤のひとつですが、「固まらない」と困ったことはありませんか?
ぷるぷるつるつるの食感がゼリーなど作るときにぴったりですよね。
アガーの固まらない原因がいくつかあるので、その理由を解説していきますね。
また固まらない原因がわかったところで、アガーの正しい使い方や失敗しないための方法も紹介していきます。
アガーのゼリーって本当にきれいでぷるぷるで素敵だね。
ケーキ屋さんで売ってるようなお菓子がつくりたいな。
おしゃれなスィーツを作るには「アガー」が一番いいね!
でも、固まらないことがあるから、つくる前に気をつけなくてはいけないことを勉強してから作ろうね。
アガーが固まらない原因は?
アガーが固まらない原因は、いくつかあります。
同じような凝固剤のゼラチンや寒天とは違った注意をしなくてはなりません。
ここでは、アガーの特徴とアガーが固まらない原因をあげてみました。
そもそもアガーとは
アガーとは、ゼリーなどをつくる凝固剤のひとつです。
原料は海藻やマメ科の種子で5gで16calなので、とってもヘルシーです。
食物繊維も入っているので、腸内環境にも良さそうですね!
見た目は、ゼラチンよりも透明感がありキラキラしたものをつくることができます.
味もなく匂いもないので素材の味を邪魔しないようです。
アガーが溶けるのは90℃くらいで、固まるのは30℃なので、常温で固めることができます。
なぜアガーが固まらないの?
アガーが固まらないは原因は、おもに5つにわけられます。
それぞれ「固まらない原因」について、説明をしていきますね。
アガーが固まらない原因
- 水に対してするアガーの量が少ない
- 冷たい水分と溶かす
- 煮すぎ
- 酸の強いものと一緒に煮る
- 途中で揺らす
アガーの量は合ってる?
そもそも水に対してアガーの量がたりないと固まりません。
水に対して1%~3%のアガーを使うのが良いようです。
- 水……100cc
- アガー……1g~3g
固まり方は、1%だとやわらかめになったり3%だとしっかり固まります。
フルーツを入れるときはアガーの量は多めのほうがうまく形がつくれるでしょう。
自分の好みにあわせてくださいね。
冷たい水分と溶かす
アガーは溶かすときに、ダマになると溶けきらず、固まらなくなってしまいます。
水分にいっぺんに入れたり、冷たい液体に入れるのはやめましょう!
煮すぎ
溶かすときの温度はどうでしょうか?
アガーの溶ける温度は90℃くらいです。
沸騰させてグツグツ煮てしまうと固まらなくなります。
高温状態が続くと固まろうとする力が弱くなってしまうので気をつけましょう。
酸味の強いものは
酸味の強いものは一緒に混ぜるときに注意が必要です。
レモン果汁などは、一緒に煮ると固まらなくなってしまうことがあります。
アガーが固まらないときの修復できる?
アガーを混ぜて固まらなくなってしまったときは、やりなおして修復できるのでしょうか?
基本的にはむずかしいです。
常温でも固まるアガーですが、冷蔵庫に一晩入れておくと少し固まることがあるようです。
アガーの量が少なかった場合は、もういちど沸騰させて不足したアガーの分量と、砂糖をまぜたものを追加で入れると固まるようです。
見ための美しさや、ぷるぷるの食感には修復できそうになかったら、ジュレ(くずしたもの)として飾りつけに使うのも良いですね。
アガーの正しい使い方とは
アガーは、ぷるぷるポヨポヨのゼリーなどをつくるときには欠かせない凝固剤ですよね。
いくつかの注意点に気をつけて、ぷるぷるゼリーをつくるための失敗しない作り方を紹介しますね。
砂糖をいれる場合
砂糖入りのアガーをつくるときの手順と注意点をみてみましょう!
よく砂糖と混ぜておきます。
温かくした水分に少し入れずつ混ぜます。
90℃くらいまで煮るがすぐ火を止めます。
すぐ固まってしまうので素早くいれます。
離水しないように、形をくずさないようにする。
アガーが固まりかけてるとき、確認のためにゆすってみたくなりますが、これも形のくずれる原因になるのでやめましょう!
*離水とは……
- アガーが固まったときに出てくる水分で、アガーをみずみずしくしてくれる
- 形がくずれると、たくさん出てきてしまう
砂糖をいれない場合
砂糖をいれないで、別の液体を入れる場合(ここではオレンジジュースを入れる)の手順と注意すべき点をみてみましょう。
90℃くらいの少量の水分にかきまぜながら、少しずつアガーをいれます。
温めたオレンジジュースを少しづつ入れかき混ぜ軽く沸騰させます。
すぐ固まってしまうので、素早く容器にいれます。
離水しないように、形をくずさないように気を付けながら、容器から取り出します。
完全に溶けるまで見届けてから、容器に移しましょう!
アガーは冷凍できる?
アガーは、冷凍できます。
専用のアガーも売ってるようですが、普通のアガーも冷凍できます。
ただ、普通のアガーでつくったゼリーを冷凍すると食べたときに弾力性がなくなってしまうので、専用のアガーの方がいいかもしれませんね。
凍らせたアガーは、お弁当の保冷剤代わりに入れてるといいでしょう。
まとめ
アガーの固まらない原因は、つきとめられたでしょうか?
これからつくる場合の注意点は、わかったでしょうか?
オシャレにデザートを作れるアガーですが、やり方を間違えると固まらなくなってしまいますね。
最後に、注意ポイントをあげておきますので、チェックしてから作り始めましょう!
- アガーの割合は、きちんと計りましたか?
- 砂糖とアガーはよく混ぜてから作りましょう。
- ジュースなどと混ぜる時は、あらかじめ少量の温かい水分でよくとかしてから少しづつ混ぜましょう。
- 煮るときは、グツグツ泡が出てきたら火を止めましょう。
- 固まらせている最中は、揺らさないようにしましょう。
いろいろアガーについておしえてもらったから、2層のゼリー作ってみよう!
2層のゼリーということは、下層のゼリーが固まってから上のゼリーを作るんだね!
キューちゃん、すごい!!