「パン粉といえば揚げ物!」というくらい、おいしそうなカリカリさくさくの衣が目に浮かびますよね!
その食感に大切なパン粉には「生パン粉」と「乾燥パン粉」があります。
「違いがわからない」「生パン粉をどうやって使ったらよいの?」などと考え込んでいませんか?
「生パン粉」と「乾燥パン粉」の違いや特徴がわかれば、おいしい揚げ物だってできますよ!
さらに「生パン粉」と「乾燥パン粉」の使い分けをして料理に生かすこともできます。
保存方法もわかれば、安心ですね。
まずは「生パン粉」と「乾燥パン粉」の違いについて特徴から見ていきましょう!
でも乾燥パン粉と同じ使い方で大丈夫かな?
生パン粉に合った料理があるから一緒みてみよう!
Contents
生パン粉と乾燥パン粉の違いは?
パン粉といえば、揚げ物には欠かせない存在ですね。
パン粉には「生パン粉」と「乾燥パン粉」がありますが、見た目や食感だけでなく火の通り方なども違いがあるのです。
揚げ物の「衣」としてだけでなく、ハンバーグなどに使うときは「つなぎ」として使われることもあります。
パン粉のことをよく知って、おいしい料理を作りましょう!
そもそもパン粉とは
パン粉とは、パンを砕いて作る加工品のことです。
水分の含有量によって、「生パン粉」と「乾燥パン粉」にわけられています。
商品としてお店に売っているのは、パン粉用のぱんを作って加工しているようです。
「生パン粉」と「乾燥パン」とでは、活かせる料理が違うので、まずは2つの違いを理解していきましょう!
生パン粉とは
その名の通り、乾燥していないパン粉のことです。
パン粉の農林規格(JAS規格)では、水分量で分けているようですが、生パン粉は水分量がは約35%~38%となっています。
つぶは、乾燥パン粉より大きめなのも特徴があります。
また水分を多く含んでる分、カリカリに揚げる時間がかかるともいわれています。
また水分を含んでおり重量もあるため、衣をつけにくいということもあります。
そのため生パン粉は、少し押しつけながら衣をつけるとよいみたいです。
食感はサクサクふわふわで、油っぽくなくさっぱりした味になります。
- 水分量は約35%~38%
- 粒は大きめ
- 揚げる時間はかかる
- 衣はつけにくい
- ボリュームがありカリカリしている
乾燥パン粉とは
よく家庭で使われているのは、乾燥パン粉です。
JAS規格では、水分が14%以下のものを「乾燥パン粉」というそうです。
乾燥パン粉は軽いため衣もつけやすく、保存期間も生パン粉に比べて長いのが特徴です。
乾燥パン粉は、どんな具材にも使い勝手がよく、火の通りも早いため揚げる時間が短くなります。
- 水分量は14%以下
- つぶは細かめ
- 衣はつきやすい
- 揚げる時間は短め
- 歯ごたえのある食感
生パン粉と乾燥パン粉を比較すると
生パン粉と乾燥パン粉の特徴を出してみましたが、料理の仕方や食感など違いが分かってきました。
下に生パン粉と乾燥パン粉の違いを簡単に表にまとめましたので、参考にしてくださいね。
生パン粉 | 乾燥パン粉 | |
水分量 | 約35%~38% | 14%以下 |
粒(つぶ) | 大きめ | 小さめ |
衣のつきやすさ | つきにくい | つきやすい |
揚げる時間 | 長い | 短い |
食感 | ふわふわサクサク | カリカリ |
生パン粉と乾燥パン粉の使い分けは?
生パン粉には水分が多いこと、つぶが大きめなことなど、乾燥パン粉は水分が少なく上げる時間も少なくてよいなど特徴がわかりましたね。
生パン粉と乾燥パン粉のそれぞれの特徴をうまく活用してできる料理を、紹介していきますね。
生パン粉のほうが良い料理
パン粉の使い方として「つなぎ」の役目があります。
「つなぎ」として使う料理は、ハンバーグやミートボールなどですね。
ハンバーグなどは、もともと乾燥パン粉を牛乳をふやかして使うため、生パン粉のほうがそのまま使えるのでよいと思います。
次にもう一つの役割の「揚げる」ですが、とんかつなどの「中身がかたいもの」や大きなエビフライのように「中身が大きなもの」は生パン粉のほうが合うでしょう。
とんかつのように具材が硬めのものは、生パン粉のつぶが大きいため「ふわっとしたカリカリの食感」がボリューム感を増し、お肉をジューシーにするため適しているといえます。
乾燥パン粉のほうが良い料理
乾燥パン粉の特徴に、「つぶが小さめで衣がつきやすい」ということがありました。
串カツや串揚げのように、中の具材が小さいものは、乾燥パン粉のほうが粒の小ささや衣のつきやすいため適しているでしょう。
また、コロッケのように中身が柔らかいものについても、具材の食感や味を邪魔しない乾燥パン粉のほうがよいでしょう。
生パン粉と乾燥パン粉の使い分け表
生パン粉がを使ったほうがよい料理と、乾燥パン粉を使ったほうがよい料理の早見表を作ってみました。
迷ったときに参考にしてみてくださいね。
料理 | 生パン粉 | 乾燥パン粉 | |
つなぎ | ハンバーグ | 〇 | |
ミートボール | 〇 | ||
衣 | とんかつ・大きなエビフライ | 〇 | |
コロッケ | 〇 | ||
串揚げ・串カツ | 〇 |
パン粉の正しい保存方法は?
パン粉にも保存方法があります。
基本的に乾燥パン粉のほうが長持ちします。
生パン粉と乾燥パン粉では保存方法がまったく違いますので、わけて説明しますね。
生パン粉の保存方法
生パン粉は多くの水分を含んでいるので、日持ちしません。
きるなら1回で使い切ったほうがよさそうです。
それでも余ってしまったら、ぜったい冷凍保存にしましょう!
冷蔵庫ではだめです!
冷凍保存をするときも、1回分ずつ細かくわけてなるべく平らにして冷凍するようにしましょう。
解凍は自然解凍で5分くらいです。
乾燥パン粉の保存方法
乾燥パン粉は、見てみるとわかりますがサラサラしています。
水分量が少ないので、生パン粉よりは長持ちします。
開封した乾燥パン粉は密閉容器にうつして、冷蔵庫で保存しましょう。
常温でも大丈夫そうですが、湿気が入ってしまったり虫も入ると嫌なので冷蔵庫のほうがよいでしょう!
もちろん冷凍庫でも大丈夫です。
その場合は、ほとんど解凍なしで使えます。
まとめ
同じパン粉でも、生パン粉と乾燥パン粉では、使い方も保存方法も違いました。
生パン粉と乾燥パン粉に分けて特徴や使い方、保存方法までまとめたので参考にしてくださいね!
- 水分量が多く、つぶも大きいため揚げるとふわふわサクサク
- 揚げるときは時間がかかる
- とんかつや大きなエビフライなど具材が大きいものや硬めのものに合う
- ハンバーグなどのつなぎとしてもそのまま使えて便利
- なるべく使い切り、保存するなら冷凍庫で
- 水分量は少なくサラサラしているため、具材にくっつきやすい
- 揚げる時間は短い
- 具材が柔らかいコロッケや串揚げなどの小さなものに合う
- 生パン粉より保存しやすく、密閉容器に入れ冷蔵庫で
生パン粉と乾燥パン粉の特徴をとらえ、メニューによって使い分けができたらステキですね。
お弁当に入れるには生パン粉でいいのかな?
お弁当となると乾燥パン粉で揚げたほうが、衣がコンパクトでお弁当箱にも詰めやすいね。
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