普段は冷凍や缶詰のもの以外を見かけることが少ないとうもろこしですが、夏になると多くのスーパーで皮付きのとうもろこしが出回ります。
ですが、生のとうもろこしは保存できる期間が非常に短いのが特徴です。
夏が旬なだけあって、一度にたくさん頂いたり、買い込んでしまった時は一度には食べ切れないこともあるかと思います。
では、そんな時はどうやって保存するのがいいのでしょうか?
この記事ではとうもろこしを長持ちさせる保存法や冷蔵、冷凍、常温、それぞれでの保存法をご紹介します。
どうやって保存するのがいいのかな?
とうもろこしの場合はどうか、この記事で見てみよう!
とうもろこしが一番長持ちする保存方法はこれ!
保存できる期間の短いとうもろこしですが、具体的にはどんな保存方法があり、どれくらいの期間保存が可能なのでしょうか?
とうもろこしの主な保存方法は、冷蔵、冷凍、常温の3種類です。
調べた結果、それぞれの保存方法で保存が可能な期間は以下の通りでした。
保存方法 | 保存できる期間 |
常温保存した場合 | 2日~3日程度 |
冷蔵保存した場合(生のまま) | 2日~3日程度 |
冷蔵保存した場合(茹でてから) | 1週間程度 |
冷凍保存した場合 | 1か月程度 |
つまり、とうもろこしを一番長く保存しておける保存方法は冷凍で保存した場合となります。
[alert title=”注意”]冷凍や冷蔵で保存する場合は、生のとうもろこしを茹でてから保存した方が長持ちしますが、常温で保存したい場合は、茹でてしまうと逆に保存できる期間が短くなりますので注意しましょう。[/alert]
とうもろこしを冷蔵庫で保存する方法
とうもろこしを冷蔵庫で保存するにはどうすればいいのでしょうか?
とうもろこしを冷蔵保存する場合、生のまま冷蔵保存する方法と加熱後に冷蔵保存する方法の2通りの方法があります。
生のまま保存する場合は、冷蔵庫で立てて保存します。
生育時の環境と同じように立てた状態で保存することで、鮮度の落ちる速度を遅らせることができるのです。
立てる時は、髭の部分を上にし、軸の切り口部分を下にして保存しましょう。
加熱後に保存する場合、先ずは生のものを加熱処理します。
この時の加熱方法は、茹でたり、蒸したり、と何でも構いませんが、電子レンジでの加熱が一番おすすめの加熱方法です。
電子レンジの場合は、なんといっても簡単ですし、含まれる栄養を逃がさず加熱が可能です。
加熱が終わったら、熱いうちにラップで包み、粗熱を取った後は冷蔵庫で立てて保存しましょう。
複数のとうもろこしを一度にレンジで加熱すると本数に応じて加熱時間が増える上に、加熱のムラができやすくなります。
とうもろこしを冷凍保存する方法
とうもろこしを冷凍保存する場合はどうしたらいいのでしょうか?
とうもろこしを冷凍で保存する場合も、冷蔵で保存する場合と同じく加熱処理をしてから保存します。
加熱後は、輪切りにして冷凍したり、粒を外して粒だけを冷凍したり、ペーストにしてから冷凍にしたりと、様々な形状での冷凍保存が可能です。
輪切りの場合は、加熱処理したとうもろこしを3~4cm程度の厚さで輪切りにします。
輪切りにした後、粗熱が取れたら冷凍保存用の袋に、それぞれがくっつかないように入れ、冷凍庫で保存します。
粒のみを保存する場合は、加熱処理したとうもろこしの粒だけ外します。
外したとうもろこしの粒だけを冷凍保存用の袋に入れ、冷凍庫で保存します。
粒を外す際は、包丁でそぎ落とすのでも、手で取り外すのでも、どちらでも構いません。
ペーストにして保存する場合は、加熱処理したとうもろこしの粒を外し、フードプロセッサーなどでペースト状にします。
ペースト状にしたとうもろこしを冷凍保存用の袋に入れ、冷凍庫で冷凍保存します。
使う分ごとにラップで包み、それを冷凍保存用の袋に入れて冷凍保存しておくと、使う時に使う分だけ取り出せるので便利に使うことができます。
冷凍保存する時のコツ
冷凍保存する場合は、とうもろこしを入れた保存袋の空気はしっかりと抜いておきましょう。
冷凍保存する場合は急速冷凍することがポイントです。
急速に冷凍すると鮮度の落ちを抑えることができるのです。
そこで、冷気の伝わりに悪影響を与える空気をしっかりと抜き、冷凍保存にかかる時間を短くすることでとうもろこしの鮮度を保って冷凍が可能になります。
また、薄く平らに広げておくのも、早く冷凍ができるコツです。
薄く平らに広げることで、冷気が早く全体に伝わり、素早く均一に冷凍することができます。
とうもろこしは常温でも保存できるの?
とうもろこしは常温でも2日~3日程度は保存が可能です。
しかしながら、とうもろこしの美味しさを保つ面では常温での保存はおすすめではありません。
なぜなら、とうもろこしは収穫された後も呼吸を続け、自身の糖分を消費するからです。
呼吸により糖分が失われると同時に甘みも失われてしまうのです。
とうもろこしの実の呼吸を止め、糖分の減少を止めるためには、加熱する必要があります。
しかしながら、加熱してしまえば常温で保存できる期間は生の状態よりも短くなりますので、やはり冷蔵か冷凍での保存がおすすめになります。
また、とうもろこしの皮や髭は呼吸をしますので取ってしまった方が糖分の減少を抑えられますので、皮付きの場合はすぐに取ってしまった方がいいでしょう。
まとめ
この記事ではとうもろこしの保存方法についてご紹介してきましたが、とうもろこしの保存方法のポイントは以下の通りです。
- とうもろこしは冷凍保存が一番長持ちする
- 冷蔵、冷凍保存する際は加熱してから
- 冷蔵庫で保存する時は加熱後、生のものを問わず立てて保存する
- とうもろこしの加熱方法はレンジがおすすめ
- 常温でも2日~3日は保存できるがおすすめではない
せっかくの美味しい旬の野菜です。
正しい保存方法で保存して、ぜひ美味しく頂きたいですね。