MENU

八角の使い方はそのまま殻ごとでいいの?角煮や炒め物・餃子・麻婆豆腐への使用方法も紹介!

八角は中華料理ではおなじみのスパイスで、角煮、炒め物、餃子、麻婆豆腐などに使います。

星の形を殻ごとそのまま活かした使い方で調理をし、盛り付けると可愛らしいですよ。

角煮、炒め物、餃子、麻婆豆腐で使用する時、八角はそのまま殻ごとでいいのか等の使い方もご紹介します。

台湾旅行に行ったときの中華料理が美味しかったから家でも八角を使ってみたいんだけど、調理方法がわからないの。
八角は日本でなじみの薄い香辛料だよね。珍しい香辛料を買っても使いきれないことが多いから色々な使い方を知りたいわ!
目次

八角とは?

星のような形状から「スターアニス」とも呼ばれる八角は、中国原産のトウシキミという直径3~4cmの木の果実を乾燥させたスパイスです。

八角の殻は袋状になっており、その中には小さな種が入っています。

星のようにも花のようにも見える、とても可愛いスパイスです。

甘くてスパイシーでフェンネルに似た独特の香りを持ち、中華料理や台湾料理には欠かせない存在で、中国の代表的なミックススパイスである五香粉にも用いられています

注意
八角は湿気に弱いため、大量に購入することはおすすめできません。

できるだけ少量で購入し、高温多湿の場所は避けて保管しましょう

八角の効能について解説!

八角には胃腸の調子を整えたりストレスを緩和させる効能があるといわれています。

 

女性特有の生理痛や生理不順、冷え性が改善される作用もあるそうです。

また、八角の独特の香り成分には抗ウイルス作用があるとも言われています。

 

これらの症状でお悩みの方は積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

以前には八角の「シキミ酸」という成分がタミフルというインフルエンザ薬の原材料として使用されていたこともありました。

しかし、現在では八角から抽出された「シキミ酸」は使われておらず、遺伝子組み換えの大腸菌を用いた発酵法で生産されています。

POINT
「シキミ酸」の効果を期待して八角を摂取しても、インフルエンザが治ることはありません。

 

八角はそのまま殻ごと使えるの?

八角には少し硬い殻の部分である「袋果(たいか)」と、袋果の割れ目の中に種子があります。

一般的には袋果のあるそのままの状態で調理しますが、硬いので食べることはありません。

しかし、硬いといってもナッツ程度な硬さなので包丁で細かく刻んでから調理したり、種子だけ取り出して調理すると、一緒に食べることができます。

八角は独特の香りとクセがあるスパイスです。

色々な使い方を試して、お気に入りの調理方法を見つけてみてくださいね。

八角の使い方は?

八角を使うと本格的な中華料理の味にはなりますが、量を間違えてしまうと香りが強すぎて、せっかくの料理が台無しになってしまいます。

ごく少量で使いたい場合は星状の尖っている部分を1欠片だけ手で折るか、もしくはパウダー状で売られているものを使用しましょう。

 

パウダー状の八角はとても便利ですよ。

八角を煮出して使ったり、調理後に取り出したりする必要がある料理でも、パウダー状の八角を使用することで、これらの手間を省くことができます。

味や香りだけでなく、見た目にも特徴がある八角の星型を活かした盛り付けをしたいようであれば、そのままの形で購入し、八角で炒め物や餃子を作る時には殻の中に入っている種子を取り出し、包丁で刻みましょう。

では実際に角煮、炒め物、餃子、麻婆豆腐での八角の使い方をご紹介いたします。

角煮と麻婆豆腐についてはレシピもありますので参考にしてください。

炒め物に使う!

八角は肉料理との相性がいいのでお肉を使った炒め物がおすすめです。

そのままの八角を包丁で刻んで使用するのもいいですが、八角の殻の中にある種を取り出し、その種を細かく刻んでから料理に使うと食事中に殻が気になることはありません。

パウダー状の八角を使用すると刻む手間がなくなります。

油をひいた後に八角をフライパンにのせ、弱火で炒めてから他の食材を炒めると、全体的に八角の風味が広がって本格的な中華料理のようになります。

餃子に使う!

餃子で八角を使用する時は餃子のタネを皮で包む前に入れましょう。

八角を包丁で刻んでもいいですが、パウダー状の八角の方がとても便利です。

 

豚の角煮に使う!

八角をそのままの形で使用すると、盛り付けた時に可愛いアクセントになりますよ。

豚バラブロック肉 400g
ネギ 1本
砂糖 大さじ2
大さじ1
醤油 大さじ2
八角 1個
200cc
POINT

作り方

  1. 鍋にひたひたの水とネギの青い部分を入れて下茹でします。
  2. 90分~2時間ほど煮ながら途中で灰汁を取る。
  3. 豚肉を取り出して6等分に切ります。ゆで汁は捨て、ネギも使わないのでよけておきましょう。
  4. 鍋に下茹でした豚肉と水、調味料、八角を入れ、弱火で15分煮る。
  5. 煮ている間にネギの白い部分は白髪ネギにしておきましょう。
  6.  器に出来た角煮を盛り付け、白髪ネギと八角で飾り付けて出来上がり。

 

麻婆豆腐に八角を使う!

八角を煮込む時にそのままの形で入れると後で取り出しやすいです。

パウダー状の八角や手で小さく砕いた八角を生姜、にんにくと一緒に炒めると、より本格的な味になります。

豚ひき肉 150g
ネギ 1本
木綿豆腐 1丁
にんにく 1片
生姜 1片
大さじ1
A 豆板醤 小さじ2
A 醤油 大さじ1/2
A 水  大さじ2
B 片栗粉 小さじ1
B 水 50cc
八角 1個
POINT

作り方

  1. まずはAの調味料を合わせておきましょう
  2. フライパンに油をひき、すりおろした生姜とにんにくを弱火で炒める。
  3. いい香りがしてきたら豚ひき肉とネギを入れて強火で炒めて全体的に火が通ったら木綿豆腐を入れる。
  4. 先に合わせておいた調味料Aと八角を入れ、中火で3~5分煮込む。
  5. 一旦火を止め、Bをしっかり混ぜ、麻婆豆腐をかき混ぜながら水溶き片栗粉を入れると片栗粉がダマになりにくいです。
  6. 絶えずかき混ぜながら再び弱火で加熱し、とろみが付いたらできあがり。

是非、家でも八角を使った料理で本格的な中華料理を楽しんでくださいね。

八角を刻んだりパウダー状のものだと色々な料理に使えそうね。
そのままの八角だと盛り付けのアクセントにもなって写真映えするのもいいわね。
合わせて読みたい!
[kanren id=”2650″][kanren id=”4244″]
よかったらシェアしてね!
目次
閉じる