梅干しの賞味期限が書いてない?開封後・手作りは10年・1ヶ月2ヶ月切れててもOK?

食品を保存するときに気になるのが、その食品の賞味期限ですね。

でもその賞味期限が書いてないものってありませんか?

その1つとして挙げられるのが梅干しです。

本来なら書かれているはずの賞味期限が書いてない……これは一体何故なのか?

そんな梅干しの賞味期限について調べてみました。

梅干しって賞味期限が書いてないのもあるし、商品によって期限の長さがかなり違うよね。
そうだよね。

あれってなんでなのかな?って疑問も含めてこの記事で見てみよう!

 


そもそも梅干しに賞味期限ってあるの?

一体梅干しの賞味期限はどれくらいなのかも気になりますが、その前に「そもそも梅干しに賞味期限はあるのか」について調べてみました。

調べた結論から言いますと、梅干しに賞味期限はありません

10年、20年、さらには100年経ったものでも保存状態が良いものであれば、問題なく食べられるのです。

実際に江戸時代に漬けられた梅干しが腐ることなく現存し、その上問題なく食べられる状態のものが今なお、残っているそうです。

 

とは言っても、スーパーなどに売られているものには、賞味期限が書かれているものもありますよね。

それらの梅干しの賞味期限は、だいたい製造されてから半年~1年程度とされています。

その中でも賞味期限の幅があり、短いもので1か月や2か月、更に短いと数週間といったものまであるのです。

 

賞味期限に差がある理由は?

賞味期限が1か月~2か月程度しかないものと、100年以上も腐らない梅干し。

その差は雲泥の差とも言えますよね。

では何故こんなにも大きく、賞味期限に差があるのでしょうか?

その答えは、梅干しの製造方法と使われている材料にありました。

一口に「梅干し」と言っても、それぞれで、使われる材料や工程などが異なっているのです。

賞味期限のない梅干し

⇒昔ながらのそれぞれの家で手作りされた梅干し

賞味期限が存在し、早いものでは数週間で賞味期限切れとなる梅干し

⇒普段私たちがスーパーで目にする梅干し

では、100年以上も保存できる梅干しと、1か月~2か月程度で傷んでしまう梅干しの製造方法とその材料を比べてみましょう。

 

伝統的製法の梅干しの塩分量

まず、初めに長期間保存ができ、賞味期限がないとされる手作りの梅干しです。

こちらは古くから続く伝統的な作り方で作られています。

伝統的な梅干しは、もともと長期間保存できるようにと25~30%と高い塩分が使われています。

ただし、近年では減塩指向が高まるとともに、使用される塩分は一般的な梅干しで20%程度にまで下がっているそうです。

その他にも、焼酎や酢などの分量を増やすなどの方法で、梅を漬ける際に使用する塩分の量を減らして作られている梅干しも存在します。

このような、梅を漬ける際に使用する塩分の量を減らして作られている梅干しを減塩梅干しと呼ぶようです。

 

スーパーに並ぶ梅干しの塩分量

次にスーパーで一般的に並んでいて、普段私たちが買うことが多い梅干しの塩分量です。

こちらは、上記の昔ながらの製法に比べて、ほとんどのものが塩分10%未満になっているようです。

特に健康に気を付けている人にとって、良いイメージのある塩分を抑えて作られている梅干しなどは、塩分が5%程度しかないものまであります。

POINT

伝統的な製法で使用する塩分量は一般的に25~30%、少ないものでも20%程度であるのに対して、スーパーに並ぶ梅干しの場合は、その多くが10%未満、更には5%程度と極端に低くなっているのが分かります。

この塩分量の違いが、梅干しの賞味期限に大きく関わっているのです。

 

高い塩分量が長期保存の要

梅干しの賞味期限に、塩分量が大きく関わっている理由は、ずばり「低すぎる塩分では長期間保存できない」という点です。

昔ながらの手作りの梅干しも、スーパーで売られている梅干しも、作る際には塩を使用します。

しかし、これを長期間腐らせずに保存するためには、20%前後の塩分が必要となります。

 

昔ながらの製法で作られる梅干しの塩分は25~30%(少なくとも20%)と、長期間保存するために必要な塩分量が含まれているのです。

この高い塩分こそが、手作りの梅干しは10年経っても、20年経っても腐らずに食べられる理由なのです。

このような梅干しの場合は、賞味期限が書いてないのではなく、書く必要がないのです。

 

添加物と賞味期限

一方、スーパーで売られている梅干しには、塩分量が多いものでも、10%未満しか含まれていません。

これは、長期保存が可能となる塩分量、20%の半分にも満たない数字となります。

こういった製品の場合は、少しでも長期間保管が可能になるようにするために人工的な合成保存料が使用されています。

 

ですが、いくら保存料を入れて製品を長持ちさせると言っても、それには限度や限界もあります。

特に、本来は長期間の発酵で得られるはずの梅干しの味や風味、酸っぱさなどがこちらの場合は自然には得られないのです。

そうなると必要になるのが人工的に作られた添加物です。

しかし、味や風味を添加物に頼れば頼るほど、梅干しの保存期間には影響を与えてしまうのです。

そうした結果、塩分量の少ない梅干しは保存が可能な期間が短く、一般的に3ヶ月~半年、ものによっては数週間で賞味期限が切れてしまうのです。

開封後の梅干しと賞味期限切れの梅干し

上記でご紹介した梅干しに書かれている賞味期限とは未開封の状態であった場合に、食べられる期間です。

例え賞味期限が2か月や3か月後であったとしても、それが開封後のものであれば、記載されている賞味期限に関係なく、早めに食べ切ってしまうのがいいでしょう。

 

また、未開封の場合でも賞味期限が切れている場合は、「梅干しは保存食だから大丈夫」と思わずに、食べないという判断がおすすめです。

注意

保存食として長持ちするイメージのある梅干しは、本来、人工的な添加物が使われず、塩分による防腐効果のある伝統的な製法の梅干しだけなのです。

一口に梅干しっていつも言ってるけど、こんなに違いがあるものなのね!

普段よく食べる梅干しって減塩タイプのものが多い気がするわ。

減塩の方が体にいいイメージって大きいけど、保存面では塩分はこんなに大切なのね。

こうして見ていると、昔ながらの伝統的な梅干しも食べてみたくなるわね。


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