ターメリックを調べるとウコンと検索されることがあり、この二つの効能についてもカレーのスパイスとしてや二日酔い防止とあります。
またターメリックとウコンが同じものという方もいれば、違うものと答える方もいて、二つの違いに悩んでいる方は少なくありません。
そこで、ターメリックとウコンの違いについて、効能や使い方、また二日酔い防止としての効能を生かした使い方、さらにサフランや生姜の代用としての使い方について調べてみました。
ターメリックとウコンの違いについて
ターメリックとウコンは色や形も全く同じのようですが、実際この二つに違いはあるのかを調べてみました。
ターメリックとウコンについて
- ターメリックとウコンは同じもの?
- ターメリックとウコンの効能
- ターメリックとウコンの使い方
ターメリックとウコンは同じもの
実はターメリックはウコンの英語名で、ターメリックの和名をウコンと呼んでいるので、この二つは同じものです。
ウコンには春ウコン、秋ウコンと種類がいくつかあり、ターメリックは秋ウコンの英語名で、春ウコンは英語名で「ワイルドターメリック」と呼ばれています。
春ウコンは苦みと辛みがあり、沖縄の石垣島に多く生息しており、秋ウコンは沖縄では「うっちん」と呼ばれて、辛みはありますが、春ウコンに比べると苦味は少ないです。
ターメリックとウコンの効能について
ターメリック(ウコン)は二日酔い予防の効能が有名ですが、他にも体に良い効能が多くあります。
ターメリック(ウコン)の特徴として黄色い色がありますが、これは、クルクミンという化合物が作用しており、このクルクミンには抗酸化作用があり、さらに炎症を抑える効果も期待されています。
またターメリック(ウコン)の効能の中には、精油成分も含まれており、これは動脈硬化予防、コレステロールの分解に効果が期待されています。
ターメリック(ウコン)の使い方について
ターメリック(ウコン)は粉末で使う際は、カレーなどのスパイスとして多く使われています。
またパエリアなどの料理の色付けとしてサフランの代用に使われることもあります。
生のターメリック(ウコン)は見た目が生姜に似ており、生のターメリックを擦ってお茶に入れてウコン茶にして飲んだり、スープや煮込み料理に生のターメリックをスライスして入れる使い方もあります。
料理に使うことで、スーッとした香りで肉や魚などの臭みを抑えてくれる効果もあります。
二日酔いを防ぐターメリック(ウコン)の使い方
ウコンは二日酔い防止にその効能が効くということから、コンビニなどでもいろんな種類のウコンドリンクが売られています。
そこで、二日酔い防止にターメリック(ウコン)の効能をいかした使い方について調べてみました。
二日酔い防止にターメリック(ウコン)の使い方
- ターメリック(ウコン)飲み方
- ターメリック(ウコン)食べ方
ターメリック(ウコン)二日酔い防止に飲む
お酒を飲む前にウコンドリンクを飲むことで、ウコンの色素成分であるクルクミンが肝臓の働きを助けてくれる効能があると言われています。
ただし、多くの量のターメリック(ウコン)をとれば効能が上がるというわけではないので、適量を摂取するようにしましょう。
また、ウコンドリンクを飲んだから二日酔いしないというわけではないので、アルコールの取りすぎに注意して、チェイサーとしてお水などアルコール以外の水分もしっかり取りましょう。
二日酔いになってしまった後でウコンドリンクを飲んでも効果はあまりありません。
逆に二日酔いの吐き気から、ウコンドリンクを受け付けないこともあるので、あくまで二日酔い防止の対策の一つとして摂取しましょう。
ターメリック(ウコン)二日酔い防止に食べる
ターメリック(ウコン)を二日酔い防止として食べるのであれば、おつまみとしてウコンを食べても効能はあります。
タンドリーチキンなどのスパイスにターメリック(ウコン)を使ったり、お刺身などの薬味にすりおろしたウコンを混ぜて食べるのも二日酔い対策になります。
ターメリック(ウコン)をそのまま生姜のようにスライスして食べる方法もありますが、やはり独特の辛みと苦味があるのであまりおすすめできません。
一番適した取り方としては、カレーを食べるとターメリック(ウコン)をおいしく摂取できて、二日酔い防止にもなります。
ターメリック(ウコン)を代用としての使い方
見た目は生姜に似ており、同じ黄色に着色できるところはサフランと似ているターメリック(ウコン)ですが、それぞれの代用としての使い方を調べてみました。
サフランの代用としてターメリック(ウコン)の使い方
サフランはパエリアなどのライスに着色する際によく使われますが、サフランがない場合はターメリック(ウコン)でも代用は可能です。
サフランの代用としての使い方としては、ターメリックのクルクミンは油に溶けやすい性質があるのでバターなどと合わせるときれいに黄色がでやすくなります。
ただし、ターメリック(ウコン)特有の香りや味が強いため、たくさん使うと料理の味に影響がでるので、使う量はひとつまみくらい少量にしましょう。
生姜の代用としてターメリック(ウコン)の使い方
生姜は殺菌効果があることから、食中毒予防に刺身などの薬味に使われたり、お弁当のご飯に生姜を混ぜるなどとして使われます。
ターメリック(ウコン)にも殺菌作用があるので、生姜の代用に擦りおろして薬味として食べることもできますし、ターメリックライスをお弁当に使うこともできます。
ただし、代用として使う際には、生姜とターメリック(ウコン)は味に違いがあるので、使う量に気を付けるようにして代用することをおすすめします。
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