淡口醤油は、関西地方を中心に使われている醤油です。
作りたいお料理のレシピに「淡口醤油」が含まれているのに、家に常備していないとき、どうすればいいでしょうか?
濃口醤油や白だしで代用できるのでしょうか?
今回は淡口醤油について、濃口醤油もしくは白だしで代用できるのかを調べました!
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124011.png”]淡口醤油を濃口醤油で代用しても、色が濃くなってうまくできないんじゃないのかな?白だしでも、味が変わって失敗しそうだわ。[/ふきだし]
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180908-111334.png” from=”right”]それぞれの特徴を知れば、淡口醤油は代用できるのよ。家庭料理であれば問題ないくらいに仕上がるから、さっそく代用方法を覚えましょう![/ふきだし]
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淡口醤油は濃口醤油で代用できる?
淡口醤油ってどんな醤油?
淡口(うすくち)醤油は関西で生まれた醤油で、国内生産量の13%程度を占めています。
淡口醤油は、素材の持ち味や色合いを生かすため、色や香りをおさえて作られています。
茶碗蒸し、炊き合わせ、うどんつゆなど、あっさりした料理によく合う醤油です。
淡口醤油の色がうすい理由は、高濃度の食塩で、発酵・熟成をおさえ、醸造期間も短いからです。
醸造期間が長いほど、醤油の色は濃くなります。
濃口醤油ってどんな醤油?
濃口醤油は、国内生産量の8割程度を占めます。
もっともスタンダードな醤油といえるので、料理のレシピで「醤油」とあれば、濃口醤油を指していると考えます。
うまみも多く、つけ・かけ用の卓上調味料から、だしやたれなどの調理用としても使えて、万能な醤油です。
関東を中心に発達した醤油で、香りと色、味のバランスに優れています。
淡口醤油と濃口醤油の塩分量は?
淡口醤油は、濃口醤油よりも「色がうすい」ですが、「塩分濃度がうすい」わけではありません!
実は淡口醤油の方が、塩分濃度が高いのです。
塩分濃度
淡口醤油 約18%
濃口醤油 約16%
食材に色がつかないからといって、淡口醤油を入れすぎると塩分過多になりますので注意ですよ!!
淡口醤油を濃口醤油で代用するときのコツ!
淡口醤油は、濃口醤油で代用することは可能です。
しかし、淡口醤油の全量を濃口醤油で代用してしまうと、色が濃すぎて別物になってしまいます。
茶碗蒸しが茶色では、見栄えがよくないですよね。
ですので、淡口醤油を濃口醤油で代用するときは、濃口醤油は半分使い、残りは塩で塩分を補うのです。
まずは、醤油と塩分量の基礎知識を覚えてください。
醤油小さじ1=1gの塩分
醤油大さじ1=3gの塩分
次に、淡口醤油の大さじ1・小さじ1の代用方法をご紹介します。
はかりを使わない場合は、「食塩のはかり方」を参考にしてみてくださいね。
分量 | 代用方法 | 食塩のはかり方 |
淡口醤油 大さじ1 | 濃口醤油 大さじ1/2杯+食塩1.5g(小さじ1/4) | 小さじ1をすりきり1杯すくい、手の上にのせたら、そこから半分切って落とし、再び半分切って落とせば1/4。 |
淡口醤油 小さじ1 | 濃口醤油 小さじ1/2杯+食塩0.5g(少々) | 親指と人差し指の2本の指先でつまんだ量が約0.5g。 |
レシピに合わせて分量を計算してください。
淡口醤油は白だしで代用できる?
白だしとは?
白だしは、白醤油や薄口醤油に、かつお節や昆布、しいたけなどのだしを加えたものです。
料理に薄めて使えば、だしとして使用できる便利な調味料です。
卵を使った料理をするとき、濃口醤油やめんつゆを使うと、卵の美しい黄色が濁りますよね。
しかし、白だしを使えば、卵の色は美しい黄色そのままで、しっかり味をつけられます。
素材の色合いを生かすことができるので、お料理の仕上がりが美しくなります。
淡口醤油を白だしで代用するときのコツ!
淡口醤油は、白だしで代用することも可能です。
しかし、白だしには、醤油、だし汁、みりん、砂糖、塩、などが含まれています。
ですから、レシピに醤油以外の調味料が入っていないのであれば、仕上がりの味は、醤油だけを使ったときとは異なってきます。
家庭料理なら大体の味にまとまるので問題ありませんが、おもてなし料理など、どうしてもレシピ通りの味に作りたいときは、白だしを使うことは避けましょう。
また、白だしは商品ごとに味や塩分濃度が異なります。
代用するときは、味見をしながら少しずつ加えていくのがポイントです。
淡口醤油は代用できる?濃口醤油と白だしならどっち?味は変わる?まとめ
淡口醤油が家にないとき、濃口醤油や白だしでも代用できることがわかりました。
とはいえ、やはり淡口醤油と濃口醤油では、色や味、香りがまったく異なります。
淡口醤油を使えば、素材の味を生かすことができ、見た目を美しく仕上げることができます。
良い食材が手に入ったときは、ぜひ淡口醤油を使ってみてくださいね!
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124011.png”]淡口醤油の代用方法を使って野菜の煮物を作ったら、仕上がりがキレイな色合いになりそう♪[/ふきだし]
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