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赤味噌の栄養成分は?塩分量は少ないってホント?特徴も確認!

赤味噌にはどんな栄養成分があるか知っていますか?

赤味噌には辛口のイメージがあり、塩分量が多い気がしますが、本当はどうなのでしょうか?

赤味噌をお料理に使っているなら、栄養成分や塩分量を把握しておきたいですね。

この機会に、赤味噌の栄養成分や塩分量など、赤味噌の特徴を確認しましょう!

[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124011.png”]味噌はカラダにいいって聞くけど、家庭でよく使う赤味噌の栄養成分を知っておきたいな。[/ふきだし]

[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180908-111334.png” from=”right”]

よく使うものなら、塩分量も気になるところね。さっそく確認してみましょう![/ふきだし]

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目次

赤味噌って何?赤味噌の特徴を確認!

赤味噌ってなぜ赤いの?

味噌の種類を「色」で分けた場合、赤味噌、淡色系味噌、白味噌の3種類に分けられます。

色のちがいや、濃淡の差の原因となるのは、味噌の発酵熟成の際に起こるメイラード反応です。

POINT
メイラード反応=大豆などのアミノ酸が、糖と反応し、褐色に変化する現象

大豆を煮てつくる白味噌に対して、赤味噌はメイラード反応が起こりやすいように、大豆を蒸してつくります。

大豆を蒸すことで大豆にアミノ酸を豊富に含ませているので、メイラード反応が起こりやすくなるんですね。

また赤味噌は、メイラード反応が進んでしっかり色濃くなるよう、約3か月~1年、長いものは約2年と、熟成期間が長いのが特徴です。

 

赤味噌に使われている麹は?味は辛口だけなの?

赤味噌とよばれるものでも、米味噌や豆味噌があったり、甘口や辛口があったりするので注意です!

地域 代表的なもの 特徴
米味噌 甘味噌 東京 江戸甘味噌 甘みが強い。
米味噌 甘口味噌 徳島 御膳味噌 麹歩合は10~15%で甘口。
米味噌 辛口味噌 関東甲信越、東北、北海道 津軽味噌 熟成に期間を要し、塩分濃度は高く中辛。
米味噌 辛口味噌 関東甲信越、東北、北海道 仙台味噌 風味が高い。なめ味噌とも呼ばれる。
米味噌 辛口味噌 関東甲信越、東北、北海道 越後味噌 まろやかでこくがある。浮麹味噌とも呼ばれる。
豆味噌 中京地方 三州味噌、伊勢味噌 原材料は塩と大豆のみで、渋みのある濃厚な味わい。

赤味噌は、ほとんどが米麹を使った「米味噌」ですが、豆麹を使った「豆味噌」もあります。

赤味噌を「味」で分けた場合は、甘味噌、甘口味噌、辛口味噌の3つに分けられます。

 

赤味噌の栄養成分って?赤味噌の特徴的な栄養成分をご紹介!

赤味噌に含まれる成分は、たんぱく質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどです。

ミネラル:ナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛

ビタミン:B1、B2、B6、B12、D、K、A、C、ナイアシン、ヨウ素、パントテン酸

その他:アミノ酸、ペプチド、イソフラボン、食物繊維、リノール酸、イソロイシン、バリン、アラニン、グリシン、アルギニンなど

こんなにたくさんの栄養成分が含まれているのは驚きですね!!

では、赤味噌の特徴的な栄養成分はあるのでしょうか?

 

赤味噌の栄養成分といえばメラノイジン!

赤味噌を発酵する際に起こる、メイラード反応によって生まれる褐色物質が、メラノイジンです。

活性酸素によって、細胞のDNAがダメージを受ける可能性を減らす効果があり、強い抗酸化作用があるといえます。

また、血流を改善する効果があるので、高脂血症や動脈硬化の予防もできますし、コレステロール値を低くする効果で糖尿病予防にも期待できます。

食物繊維に似た効果ももつといわれており、便秘予防にも効きます。

赤味噌の味噌汁を飲めば、メラノイジンを毎日摂取することができますね!

 

豆味噌には栄養成分・ペプチドが多い!

大豆ペプチドは、麹菌が大豆を分解する過程で生まれる栄養成分で、基礎代謝を高め、太りにくい体質にする効果があります。

また、ストレスがたまると出てくるコルチゾールという物質を減らし、ストレスを緩和する効果もあります。

大豆と塩のみでつくられる豆味噌は、米味噌よりも大豆ペプチドの量が約10倍も多いのです。

赤味噌は塩分が多めですが、塩分の作用より、大豆ペプチドによる血管拡張作用が勝るため、高血圧予防に効果が期待できます。

近年、ペプチドは、がんに対する有効な治療薬になりうるとして研究が進められています。

 

赤味噌の気になる塩分量は?

赤味噌は塩分量が多そうですが、毎日摂取しても問題ないか気になりますね。

赤味噌の種類別に、塩分量と塩分濃度を調べました。

塩分量(味噌100g中) 塩分濃度(味噌100g中)
米味噌 甘味噌 5~7g 5.5%
米味噌 甘口味噌 11~13g 12%
米味噌 辛口味噌 11~13g 12.5%
豆味噌 10~12g 11%

味噌汁お椀1杯の塩分は、約1.2gです。

1日1杯飲むなら、食塩摂取量の目安である塩分量(男性9g未満/女性7.5g未満)を越える心配はありません。

安心してお料理に使えそうですが、念のためにだいたいの塩分量を把握しておくといいですね。

 

赤味噌の栄養成分は?塩分量は少ないってホント?特徴も確認!

赤味噌は、メイラード反応や熟成期間の長さによって、白味噌とは異なる栄養成分があることがわかりました。

また、赤味噌の塩分濃度は高めですが、ペプチドという栄養成分によって、高血圧などの病気の予防にも効果があるようです。

味噌は栄養成分も豊富で、健康寿命を延ばすことのできる食品です!

特に味噌汁は手軽にできますので、いろんな味噌をそろえて、飽きのこない味噌汁で、家族の健康を守りたいものです。

[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180908-111334.png” from=”right”]赤味噌にアンチエイジング効果があるなんて知らなかった!![/ふきだし]

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