カルダモンを買う時、ホールとスパイスをどちらを買ったらよいのか迷ってしまう方は少なくありません。
そこで、カルダモンの使い方についてどのような使い方があるのか?またカレーにはホールとパウダーどちらを使ったらよいのか?さらにカルダモンの効果効能からお手軽な使い方まで調べてみました。
カルダモンのホールの使い方について
カルダモンのホールをカレーや飲み物に使う際、どのような使い方がよいかを調べてみました。
カルダモンのホールの使い方
- カルダモンホールの香りの出し方
- カルダモンホールのカレーの使い方
- カルダモンホールのコーヒーの使い方
カルダモンホールの香りの出し方
カルダモンのホールの場合、そのままだと外側の皮の部分には香りはほとんどなく、中の黒い種子のほうがカルダモン特有の強いスーッとした香りがします。
使い方としては、炒め物などには最初にカルダモンのホールを指で押すとさやが割れるので、剥いて中の種子を取り出して使うと香りがしっかり出ます。
カレーなどの煮込み料理の場合は、ホールそのまま使っても加熱することでさやが剥けて、種子から香りが出てくるので、剥かずに使っても大丈夫です。
スパイスカレーでカルダモンホールの使い方
玉ねぎ1個、ひき肉300g、トマト缶100g、ヨーグルト50g、すりおろしニンニク小さじ1、すりおろししょうが小さじ1、鷹の爪1本を用意します。
スパイスはカルダモンのホール3粒、クミンシード小さじ1、ターメリックパウダー小さじ1/2、コリアンダーパウダー小さじ1、チリパウダー小さじ1/2を用意します。
フライパンに油をしいて剥かないそのままのカルダモンのホールと鷹の爪を入れて中火にかけて、カルダモンがふくらんできたらクミンシードを入れます。
クミンシードを炒めていくと茶色く色づいてくるので、ニンニクとしょうがを加えて香りが出るまで炒めたら、玉ねぎも加えて炒めます。
焦げてくるので全体の焦げを削ぎ取るように全体を混ぜながら炒めて、大さじ1の水を加えてさらに炒めます。
全体が焦げ茶色になったら、トマト缶とヨーグルトを加えて水分が飛ぶまで炒めたら弱火にして、他のスパイスを加えて、ひき肉も加えて、さらに炒めます。
全体にとろみがついたら完成で、最後に味をみて薄いようなら、塩と醤油で味を調整して完成です。
カルダモンのホールでエスニックコーヒー
カルダモンのホールは1粒でもかなり香りが強く、カレーはもちろん炒め物などいろいろなスパイス料理に使えますが、実は飲み物に入れる使い方もあります。
カルダモンのホールを1粒用意して、さやを潰しておき、コーヒーを入れます。
コーヒーの中にさやを潰したカルダモンのホールを入れて、軽くかき混ぜるとカルダモンのさわやかなスパイシーな香りがしてきます。
ずっとコーヒーにカルダモンを入れておくと風味が強くなってくることがあるので、ある程度香りが出たら、取り出しておくとよいでしょう。
カルダモン・ホール・パウダーの使い方について
カルダモンのホールとパウダーでは使い方や香りの出し方が違うので、ここで、それぞれの使い方についてレシピとあわせて調べてみました。
カルダモンホール・パウダーの使い方
- カルダモンのホールの使い方
- カルダモンのパウダーの使い方
カルダモンのホールでスープカレー
ローリエ2枚、赤唐辛子1本、カルダモンホール3粒、コリアンダーパウダー小さじ1、ブラックペッパーホール小さじ1、クミンパウダー小さじ1、ターメリック小さじ1を用意します。
深めのフライパンに多めの油を敷いて、赤唐辛子1本、すりおろしニンニク小さじ1、すりおろししょうが小さじ1を入れて香りが出るまで炒めたら、豚小間肉200gを加えてさらに炒めます。
豚肉に火が通ったら、食べやすい大きさにカットしたキャベツ2枚、ニンジン1/2本、ローリエ、剥かずにそのままのカルダモンホール、コリアンダーパウダー、ブラックペッパーを加えて水500㏄を加えて蓋をして煮込みます。
15分ほど煮込んだら、クミンパウダー、ターメリックを加えてさらに煮込み、塩小さじ1を加えさらに10分ほど煮込み完成です。
カルダモンのホールは煮込むことで香りが強くでて、パウダーのスパイスは最後に加えることで香りを生かせます。
カルダモンのパウダーでチキンカレー
鶏もも肉400gを食べやすい大きさにカットして塩コショウをふっておき、ニンジン1本、玉ねぎ1個を食べやすい大きさに切っておきます。
鍋にトマト缶1缶とコンソメ小さじ1を加えて、切った野菜とローリエ1枚を入れて煮込みます。
フライパンにオリーブオイルをしいてみじん切りのニンニク1片を香りが出るまで炒めたら、鶏肉を皮のほうから入れてしっかり焼いていきます。
鶏肉の両面に火が通ったら、カルダモンパウダーこさじ2、ガラムマサラこさじ1、コリアンダーパウダー小さじ1、カレー粉大さじ2、オールスパイス適量を加えて鶏肉全体にスパイスを絡めます。
スパイスを絡めた鶏肉を鍋に加えて15分ほど煮込んだら、火を止めてカレールー2かけを加えて全体をよく混ぜます。
再度火をつけて、全体にとろみがついたら完成です。
カルダモンパウダーなどのパウダー系のスパイスは、具材に絡ませると香りがしっかりついて、食べる時もスパイスの風味を感じておいしくなります。
カルダモンの効果効能と簡単な使い方について
最古のスパイスともいわれるカルダモンには、どのような効能があるのか、おすすめのレシピとあわせて調べてみました。
カルダモンの効果効能とは
カルダモンは消化不良の時に唾液や胃液の分泌を促してくれて、消化不良を助けてくれたり、腸内環境を整えてくれるなどの効能があると言われています。
発汗作用もあることから、ダイエットにもおすすめのスパイスとされ、さらに口臭予防などの効果も期待されています。
また、カルダモンの香りは精神を安定させ、集中力を高めてくれる効果もあると言われており、ハーブティーなどに加えて飲むと良いともいわれています。
手軽にカルダモンのおすすめレシピ
カルダモンはカレーなどに加える使い方をしますが、その他、もっとお手軽な使い方もあります。
食パンにバターを塗り、シナモンパウダーとカルダモンパウダーを適量振りかけて、グラニュー糖を適量かけたら、トースターで焼いて完成です。
シナモントーストにカルダモンのスパイシーな香りが加わりさらにおいしくなります。