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ターメリックの使い方でカレーがもっと美味しくなる!ホール・パウダー・生を料理過程で使い分けよう!

今日の夕飯はカレーですか?たまには市販のルウではなくスパイスを使ったカレーに挑戦してみませんか?

ターメリックコリアンダーといった簡単に手に入るスパイスで本格的なカレーがご家庭で作れますよ。

「さあ、今夜は本格カレーに挑戦するぞ!」と意気込んだはいいけれど、スーパーで何を買ってくればいいのでしょう?

やみくもに買って使い切れないのも困りますよね。
カレーのスパイスについて解説するから、しっかり勉強してくださいね!

目次

本格カレーを作るための基本のスパイスってなに!?

美味しいカレーを作るために必要なスパイスは、以下の4つと言われています。

  • コリアンダー(oriander)
  • クミン   (umin)
  • ターメリック(urmeric)
  • チリペッパー(hili)

聞いたことがあるけれども、実際に詳しくは知らない、というスパイスが多いですね!

各スパイスについても、解説していきます。

POINT

上記のカレーの基本のスパイス4種類の頭文字を取って「CCTC」とも呼ばれています。

これを覚えておくと、カレーの基本スパイスについて記憶しやすいですね!

4つの基本スパイスの特徴は?

コリアンダー

南ヨーロッパ原産のセリ科の1年草の完熟した種子を乾燥させたものです。

葉の部分はタイ料理ではパクチー、中国料理では香葉(シャンツァイ)と呼ばれ強い香り

が特徴で好き嫌いがわかれます。

それに対してコリアンダーはほのかな甘みとさっぱりとした香りがします。

シード・パウダーのどちらの形状でも使うことができます。

クミン

地中海沿岸原産のセリ科の1年草の種子で、カレー粉やガラムマサラなどのミックススパ

イスにはかかせません。

クミンの香ばしいかおりが食欲をそそります。

シード・パウダーのどちらの形状でも使うことができます。

ターメリック

日本では「ウコン」と呼ぶ方がわかりやすいかもしれませんね。

ショウガ科の植物の根と茎の部分を加熱・乾燥後に粉末にしたものです。

ターメリックには「クルクミン」と呼ばれる色素成分が含まれています。

クルクミンが油となじむことによりカレーが鮮やかな黄色になるのです。

また、色付けだけではなくさわやかな香りも特徴です。

インド料理には欠かせないスパイスです。

チリペッパー

乾燥させた赤唐辛子を粉末にしたものです。

パウダーではなく、ホールでつかうこともあります。

カレーに辛味を加え、味を引き締めます。

レッドペッパー、カイエンヌペッパーとも呼ばれます。

ホール・パウダー・生、スパイスの形状で使い方はちがうの?

スーパーのスパイスで基本のスパイス「CCTC」を探すと、あれっ?クミンとコリアンダーは粉末のものとシードという小さい粒のようなものがあります。

どちらを買えばいいのでしょうか?使い方は同じなのでしょうか?

実は、スパイスにはホールタイプやパウダータイプといった形状によって使い方が変わってくるものがあります。

特徴をご紹介しますね。

 ホールスパイス

ホールスパイスは乾燥した種子などの形のままで利用するスパイスです。

原形を保っているため料理の初めの段階から加熱しても香りが残ります。

はじめにホールスパイスをじっくり油で炒めることにより油にスパイスの香りを移します。その油で野菜などの具材を炒めます。

スタータースパイスとも呼ばれます。

 パウダースパイス

その名の通りホールスパイスをつぶして粉末状にしたスパイスです。

こちらは加熱により香りが飛んでしまうため料理の中盤や仕上げに色付けや風味づけするために使われます。

小瓶に入ったものがお手頃な価格で売っていますので、スパイスをはじめてつかう方も試しやすいですよね。

また、好みのパウダースパイスをブレンドして自分だけのミックススパイスを作ることもできます。

 生(フレッシュ)スパイス

生の状態のスパイスやハーブです。葉や茎を刻んだりちぎったものを料理の仕上げとして使います。

パクチーやバジルなど香りやクセのつよい野菜をつかいます。

基本のスパイスを使ってカレーを作ってみよう!!

基本のスパイス「CCTC」とミックススパイスのガラムマサラを使ってスパイスカレーを作ってみましょう。

簡単トマトチキンカレーの材料/4人分
  • とりもも肉 1枚
  • タマネギ 1個
  • トマト缶(ホールタイプ) 1缶
  • プレーンヨーグルト 80g
  • 塩 小さじ1⁄2杯
  • 黒コショウ 少々
  • 砂糖 大さじ1杯
  • サラダ油 小さじ1杯
  • バター 小さじ1杯
  • ターメリック 小さじ1杯
  • ガラムマサラ 小さじ1杯
  • チリパウダー 小さじ1⁄2杯
  • クミン(パウダー) 小さじ1⁄2杯
  • クミン(ホール) 小さじ1⁄2杯
  • ローリエ 1枚
  • すりおろしにんにく小さじ1杯
  • すりおろし生姜 小さじ1杯
  • ガラムマサラ 小さじ1⁄2杯      お肉下ごしらえ用
  • コリアンダー(パウダー) 小さじ1⁄2杯  お肉下ごしらえ用
  • チリパウダー 小さじ1⁄2杯      お肉下ごしらえ用

作り方

STEP
ヨーグルトに下ごしらえ用のスパイスを加えてよく混ぜます。

とり肉は一口サイズに切って塩・コショウをまぶし、ヨーグルトに入れて30分~1時間ほど休ませます。

タマネギはみじん切りにします。

STEP
お鍋に、クミン(ホール)・ローリエ・にんにく・生姜・サラダ油を入れます。

弱火でいい香りがするまでじっくりと炒めます。

みじん切りにしてタマネギを全部入れ、あめ色になるまでゆっくり炒めます。

STEP
タマネギがあめ色になったら、ホールトマトと砂糖を加えてトマトを崩しながら5分ほど中火で煮込みます。
STEP
とり肉をヨーグルトごとお鍋に入れ、火が通るまでさらに5分ほど煮込みます。
STEP
水分が飛んで煮詰まってきたら、クミンパウダー・ガラムマサラ・チリパウダー・ターメリック・バターを入れて、軽く煮込みます。

味見をして辛味がたりなければチリパウダーを少量ずつ足してください。

POINT

お好きな方はパクチーを刻んだものを仕上げに加えても風味がまして美味しくなりますよ。

難しそうなイメージでなんとなく敬遠していたスパイスカレーですが、思っていたより簡単に作れました。

スパイスには様々な健康や美容によい効果もあります。
ターメリックには抗酸化作用があり、肌トラブルを防ぎます。
チリペッパーは代謝アップで脂肪を燃焼させたり、発汗作用で美肌効果も期待できます。
クミンは整腸作用、コリアンダーは血液をきれいにする効果もあります。

今回ご紹介したスパイスだけでもすごい効果があるのですね。
健康と美容のためにもご自分でスパイスを組み合わせて、オリジナルカレーをぜひ作ってみてください!

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