ターメリックはさまざまな効能を持つ香辛料で、薬膳にも使われています。
脳や肌などに効果があると言われますが、副作用はないのでしょうか?
ターメリックを摂取する際の、適量や使い方が気になりますよね。
ではさっそく、ターメリックの脳や肌への効果効能、副作用や適量、薬膳への使い方などをご紹介していきます!
ターメリックって何?なぜ黄色いのかもチェック!
ターメリックとは、ショウガ科ウコン属である多年草の地下茎を、乾燥させて皮をけずりとり、粉状にしたものを指します。
インド原産で、見た目はショウガに似ていますが、ショウガのような香りや辛さはありません。
ウコンは種類が多く、主に「春ウコン」「秋ウコン」「紫ウコン」が日本で使われていますが、ターメリックは「秋ウコン」からつくられているんです。
カレー粉の黄色に欠かせないターメリック!なぜ黄色いの?
ターメリックは、黄色く色づけするために使われることが多い香辛料です。
カレー粉、たくあん、マスタード、マーガリンなどの着色にも使われています。
ターメリックが黄色いのはクルクミンという色素成分が原因で、ターメリックの別名である「秋ウコン」に多く含まれているんですよ。
ターメリックとは、ショウガ科ウコン属の植物の地下茎を、粉状にしたもので、クルクミンという黄色の色素成分が含まれる。
ターメリックの効果効能は?脳や肌にも効く?
ターメリックの色素成分であるクルクミンには、さまざまな優れた効能があります。
クルクミンの効能は、肝臓や胃の機能向上、胆汁の分泌作用、抗酸化作用、消炎鎮痛作用、解毒作用などです。
なんと、脳や肌にも効果があると言われているんですよ!
ターメリックは肝臓に効く!?
ターメリックに含まれるクルクミンは、肝臓の機能を向上させる効果があると言われています。
肝臓でのアルコール分解が速くなるため、二日酔い予防などに効果があるんです。
解毒作用もあるので、二日酔いになってしまったときの対処にも使えます。
ターメリックは脳に効く!?
ターメリックに含まれるクルクミンは、アルツハイマー病に効果があると言われています。
最近の研究で、クルクミンがアルツハイマー病を引き起こす物質に有効であるという結果が出たそうです。
ターメリックをよく摂取しているインドでは、アルツハイマー病にかかる率がとても低いという統計もあるんですよ。
ターメリックは肌に効く!?
クルクミンには抗酸化作用があります。
老化の原因となる活性酵素をおさえる効果、つまりアンチエイジング効果があるんです。
顔のしみ・しわ・くすみを改善し、ハリのある肌へ導く効果も期待できます。
ターメリックは生活習慣病に効く!?
クルクミンには、免疫機能を向上させる効果があります。
コレステロール値を下げ、高血圧を改善し、動脈硬化、糖尿病、脳卒中などの生活習慣病の予防に良いとされます。
消化不良、胃炎と言った、胃に関する症状にも効くと言われています。
ターメリックの適量は?副作用はある?
ターメリックにさまざまな効能があることがわかりましたが、摂取する適量はどのくらいなのでしょうか?
また、副作用はあるのでしょうか?
持病がある方などは、必ず摂取前に確認してくださいね。
ターメリックの適量、副作用は?注意点はある?
ターメリックは、通常の食事に含まれる程度の量であれば、安全と言われています。
なお、クルクミンの一日許容摂取量は、体重1キロあたり3mgと定められています。(例:体重が50kgなら150mg。)
しかし、摂取量が多すぎたり、長期間とり続けたりすると、吐き気、嘔吐、消化不良などの消化管障害が起こる可能性があります。
胃潰瘍、胃酸過多、胆道閉鎖症:禁忌(摂取してはいけません)
胆石:医師への相談が必要
その他、健康に不安がある方は、摂取前に医師に相談してくださいね。
ターメリックの薬膳としての使い方は?
ターメリックは薬膳料理にも使えます。
簡単なので、健康維持にぜひ試してみてください。
ターメリックの色は、服につくと落ちにくいので、調理の際は注意してくださいね。
ターメリックを使った炊き込みご飯の作り方!
ターメリックを使った、簡単な炊き込みご飯を作ってみませんか?
ターメリックは、気血をめぐらせます。
ストレスから自律神経が乱れたり、冷えて生理不順になっている人にオススメです。