人気食材「パクチー」と香辛料として名前をよく聞く「コリアンダー」の違いとは?
実は同じ植物から取れる?と、いう情報が!
また、同じく最近話題の、シラントロ、シャンツァイ、香菜との違いとは?
パクチーとコリアンダーの違い、シラントロ、シャンツァイ、香菜との違いを分かりやすく解説していきます!
パクチーとコリアンダーは同じ植物って本当?違いも大調査!
まず、パクチーとコリアンダーはセリ科の一年草で、まったく同じ植物です。
エスニック料理ではパクチー、欧米料理ではコリアンダーと呼ばれていたことから、同じ植物なのに別々の呼び名が定着してしまったそうです。
タイでは、パクチーは香りや食感を楽しむため生のままサラダにしたり、生春巻きの材料にしたりして楽しまれています。
反面、コリアンダーは、香辛料として使われていたので、よく熟した実を収穫し乾燥させてから使われています。
種子は葉の部分と違ってクセが少なく、カレーのスパイスとしてだけでなく、焼き菓子などスイーツにも使われることがあります。
パウダーにすると、甘くさわやかな中にも少しスパイシーな風味が広がり、桃や洋梨のコンポートなどに使用されることもあります。
シラントロ、シャンツァイ、香菜との違いは?
シラントロ、シャンツァイ、香菜もパクチーと同じく近頃はやっているの食材です。
この3つ、シラントロ、シャンツァイ、香菜も、実は呼び名が違うだけですべて同じ植物、つまりパクチーです。
ちなみに、正式な和名はポルトガル語の「コエンドロ」になります。
日本では他に、ニオイが昆虫のカメムシに似ていることから「カメムシソウ」と呼ばれることもあります。
あまり知られていませんが、パクチーを日本に一番始めにもたらしたのは中国で10世紀頃だと言われています。
中国でももともとパクチーを料理の香り付けとして使う習慣があったそうです。
そのことから、日本でも香菜という野菜として登録されています。
健康にも美容にも効果的!パクチーに含まれる栄養素とは?
パクチーが日本でブームとなったのは、その独特の風味だけでなく、女性にとって嬉しい効果・効能が盛りだくさんであることが周知されたからといっても過言ではありません。
まず、パクチー&コリアンダーに含まれる栄養素とその効果を表にしてまとめました。
βカロテン | 緑黄色野菜に多く含まれる栄養素。免疫力を高め、体が疲れにくくなるとともに、肌をキレイにする効果も期待されている。 |
ビタミンE | 抗酸化作用が含まれる栄養素。血行を促進し、肌の老化を防ぐはたらきがあると言われる。 |
ビタミンK | 骨を作るために必要なビタミン。骨になる「カルシウム」も多く含まれるため、成長期のお子さんにとっても効果的と言われている。 |
パクチーをサラダにして食べる時は、オリーブオイルやごま油など油をかけて食べることがおすすめです!
また、パクチーの香り成分であるゲラニオールとリナロールには、消化器官に働きかけ胃腸の健康を保ってくれる効果もあります。
特にリナロールには、食欲増進効果のある成分もたくさん含まれているので、あまり食欲がないときでも食べやすい、という効果もあります。
さらに、その高い殺菌効果から、暑い国であるタイでは食べ物の傷みを抑えるために料理に多く用いられているのでは、とも言われているほどです。
排便によるデトックス効果も期待できます!
これは、デトックス作用や解毒作用を持ち、体内の有害物質と結びつき腸内環境を改善させる効果がある硫黄化合物が含まれているためです。
パクチーを食べれば、体の中からキレイが作れますよ♪
パクチーは適度な量で楽しみましょう!
ここまで、パクチーとコリアンダー、さらにシラントロ、シャンツァイ、香菜との違いについてお伝えして参りました。
全部同じ植物だったとは、びっくりですね!
健康にも美容にも効果バツグンのパクチーをぜひ、これからの生活に取り入れて行ってみてくださいね♪