ターメリックとサフラン、どちらも黄色い香辛料で、違いはあるのでしょうか。
どちらもライスと混ぜて使うことはご存じの方も多いでしょうが、互いに代用が利くのでしょうか。
ターメリックとサフラン、違いはあるのか、ライスなどに互いに代用できるか調べました。
ターメリックライスもサフランライスも黄色いですよね。
改めて考えてみると、違いを意識したことってないかもしれません。
2つの香辛料、見た目は似ているので、どっちがどっちでもかまわないのでは?と思いますよね。
違いや代用の有無を確認していきましょう。
ターメリックとサフランに違いはある?
黄色い香辛料という共通点があるターメリックとサフラン、違いはあるのでしょうか。
実は、その黄色い色素が全く違うものなんです。
ターメリックの色素はクルクミンと言い、油に溶けやすい性質があります。
代表的な使い方はカレーのスパイスです。
地下茎乾お燥させて作るので、そのままだとやや土くささがありますが、加熱するとくささは弱まり、料理に深みを与えてくれます。
また、別名はウコンと言い、ドリンク剤に使われることもあります。
サフランの色素成分はクロシンというもので、こちらは水に溶けやすい性質があります。
水に溶けやすい性質から、煮込み料理の色づけ、香りづけに使われます。
原料は花のめしべで、1つの花からとれる量はほんのわずかであり、ターメリックに比べて高価です。
ターメリックとサフラン、見た目も用途も似ているのに、全く違うものなんですね。
となると、料理への使い方も違ってくると予想できます。
続けて、見ていきましょう。
ライスなど、料理への使い方を紹介!
ターメリックもサフランも、ライスに混ぜる食べ方があります。
黄色い見た目を楽しむ食べ方なので、どちらも作り方に違いはありません。
材料
お米 | 2合 |
水 | 360ml |
ターメリック(またはサフラン) | 小さじ1(サフランの場合はひとつまみ) |
バター | 10g |
塩またはコンソメ | 少々 |
材料を混ぜて炊飯器で炊くだけでターメリックライス、またはサフランライスになります。
2つのスパイスの使い方に違いがでるのは、調理する際に油を使う料理なのか、水を使う料理なのか、という点です。
ターメリックは肉や魚料理に風味づけ、色づけのためによく使われます。
カレーが代表的ですが、幅広い使われ方をしています。
サフランといえばパエリアを思い浮かべる人も多いでしょう。
パエリアは具材と一緒にお米をフライパンで炊いて作るもので、炊くときの水にサフランを浸してお米を着色します。
また、煮込み料理のブイヤベースにもサフランは使われます。
サフランが溶け込んだスープが主役と言ってもいいでしょう。
ターメリックとサフラン、互いに代用は可能?
料理への使われ方が違う、と言いましたが、ターメリックとサフランは色づけに使う点においては代用可能です。
サフランが高価なので、サフランの代わりにターメリックを使用する機会の方が多いでしょう。
ターメリックは炒め物にも使えますから、サフランの代用だけでなく用途が広いのが嬉しいところ。
少々余っても、消費する方法にはあまり困りません。
さすがに香りにおいては代用が利きませんが、黄色い見た目を再現したいだけならば、サフランの代わりにターメリックで十分です。
香りまで大切にして料理を作りたいときはサフランを使う方が良いでしょうか、コスパを考えてターメリックにする、としても特に問題はありません。
ターメリックとサフラン、特徴は違うけれど、代用は可能なんですね。
サフランは高いので、家庭で使う分にはターメリックで十分かもしれませんね。
よっぽど本格的なパエリアなどを作るときなどでなければ、ターメリックで大丈夫ですよ。
とはいえ、サフランの香りも素敵ですから、上手に使い分けをして両方楽しめるといいですね。