鰹節は削りたてが一番風味も香りもよく、できれば削りたての鰹節を使いたいけれど、鰹節の削り方や扱い方がわからないというかたもいらっしゃるでしょう。
そこで、鰹節の簡単な削り方とポイント、また削り器がない場合包丁やピーラーで代用できるのか?さらに鰹節の保存方法について調べてみました。
鰹節の簡単な削り方とポイントについて
削りたての鰹節は香りも良く、市販の出汁よりもとてもおいしく感じるものですが、削り方を間違えると全く違うものになってしまいます。
そこで、鰹節の削り方のポイントと簡単な削り方について紹介いたします。
鰹節の簡単な削り方とポイントについて
- 鰹節の削り方のポイント
- 鰹節の簡単な削り方
鰹節の削り方のポイントについて
鰹節を削る前に、乾いた布巾やキッチンペーパーで鰹節の表面のカビ(食べても害のないカビ)を拭き取ります。
この時濡れた布巾などを使ってしまうと、鰹節は濡れると長期保存ができなくなり品質が劣化してしまうので、必ず乾いた布巾などを使うように注意が必要です。
鰹節には頭と尻尾があり、ポイントは最初に頭の裏側から削ることで、そこを間違えてしまうと、削り節にならずに粉状になってしまいます。
初心者でもできる!鰹節の簡単な削り方
まずは鰹節の表面のカビを乾いた布巾で軽くふき取り、鰹節の向きは頭のほうから削ります。
鰹節の頭の部分は先端にくびれがあるところです。
ケガや滑りを防止するために清潔な軍手などをはめて、鰹節は削り器に対して、平行にせず少し立てて頭の部分を斜めに削っていきます。
斜めにすることで、削りやすく鰹節が小さくなっても削りやすいのでおすすめです。
削り器の刃に押し当てるようにまっすぐ勢いよく削っていき、最初は小さく細めの削り節ですが、次第と長いヒラヒラした削り節になっていきます。
鰹節の削り器がないとき、包丁やピーラーで代用できる?
鰹節があっても、お家に削り器がない場合、包丁やピーラーなどで代用が可能かどうか注意点などあわせて調べてみました。
鰹節を代用品で削る際の注意点
- 鰹節を包丁で削るときの注意点
- 鰹節をピーラーで削るときの注意点
鰹節を包丁で削る際の注意点について
鰹節を包丁で削ろうとしても、鰹節はとても固いので包丁をいくら研いでも、削り器で削るようなヒラヒラ薄く長い削り節にはなりません。
包丁で削る際も向きは頭のほうから最初に削っていきますが、力もいりますし、鰹節の形状上まな板の上で削ろうとするととても不安定で危険です。
また、頑張って包丁で削ったとしても、薄い削り節にならず厚みのある屑にしかなりません。
鰹節をピーラーで削る際の注意点について
鰹節をピーラーで削る場合は、まな板などに押し当てて、ピーラーで削ぐように削ります。
乾いた布巾などで鰹節の表面のカビをとったら、ピーラーの刃が欠けたり錆びたりしていないかチェックして、できれば研いでおくとよいでしょう。
削る向きは最初頭の部分から最後は尻尾のほうに向けて削るのですが、ここで向きを間違えると屑にしかならないので注意しましょう。
削り器のように薄く削るには難しいですが、包丁よりは削りやすいです。
鰹節の保存方法と注意点について
鰹節は削り始めたらすぐに劣化がはじまるため、長くおいしく使うために正しい保存方法と注意点について調べてみました。
鰹節の塊の保存方法
鰹節の塊は長期保存が可能ではありますが、湿気や高温のところで保管するとカビや虫がついてしまう可能性があるので、冷暗所で保存するようにします。
鰹節の枯節は冷蔵庫で保存すると熟成が進まない可能性があるので、常温保存が好ましいですが、梅雨時期など心配であれば冷蔵庫で保存してもよいでしょう。
塊の鰹節は水分も少なく、劣化もしにくいので長期保存可能ですが、保存状態によっては有害なカビや虫がつくこともあるので、使う際は見た目や匂いをチェックして使うようにしましょう。
鰹節の削り節の保存方法
鰹節は削った時から酸化により風味の劣化や変色が激しく進むので、できるだけ削りたてをすぐに使ったほうが良いのですが、毎回削るのも大変です。
そこで、削り節を保存するには、フリーザーバックなどのジッパー付きの袋に入れて冷凍保存することをおすすめします。
しっかり空気を抜いた状態で小分けにして冷凍保存することで、2ヶ月くらいは保存可能です。