お酒として嗜むだけでなく、料理にも使われる「白ワイン」ですが、その白ワインを料理に使う効果や意味とは、一体なんでしょう?
簡単にお肉が柔らかくなる、とも言われていますがはたして?
ワインは保存が難しいイメージがありますが、保存する場合の期限や具体的な方法は?
また、未成年でも料理に使うのなら大丈夫なのでしょうか?
料理に使う効果と意味、期限と未成年でもOKなのかどうかなど、白ワインについて、お伝えしていきます♪
白ワインを料理に使う効果と意味とは?
お酒として単体でも楽しめる白ワインですが、料理に使えばとてもいい効果がたくさんありました!
料理には料理用の白ワインの使用がいい?
などなど、詳しく解説します!
白ワインを料理に使うといい効果がたくさん!
白ワインに限らず、料理に酒を使う場合には風味付けやうま味を引き立てるなどの効果が期待されています。
赤ワインと比べて酸味も穏やかで、タンニンが少ないことから渋味もありません。
白ワインの酸味には、「香りつけ」、「うま味やコクを引き出す」、「肉や魚介類の臭みを消す」といった効果があると言われています。
白ワイン独特のさわやかでフルーティーな香りがつき、ワイン自体のうま味やコクを付加する効果で、食材の良さを引き立てる効果があります。
さらに、下準備として肉や魚介類に振りかけておけば、臭みが消え食べやすくなります。
糖分には他に保水効果もあり、鶏胸肉などパサつきやすいお肉でもしっとりと仕上げることができます。
また、酸にはタンパク質を凝固させる性質もあるため、引き締め効果と保水効果の相乗作用で、うま味を閉じ込めかつ柔らかくジューシーなお肉に仕上げることができます。
色が付かないため、食材の色味を生かす料理の使用にも向いていますよ♪
料理には「料理用白ワイン」がおすすめ!
白ワインは赤ワインに比べると甘味が強いものが多く、料理によってはその甘味で味を損ねてしまいかねません。
また、料理専用の白ワインの使用もおすすめです!料理に使っておいしいバランスに調整されているため使いやすいのが特徴です。
糖分が少ないことから、開栓後も長持ちしやすいという良さもあります。
乳酸が多く配合されているものなら、乳酸が保水効果をサポートするため、よりふっくらと、ツヤや照りもよく仕上がり簡単にワンランク上の料理に仕上がります。
酸味をプラスしたいなら、酢もいっしょに加えればOK!
白ワインは高価なものを選ぶ必要はありません。
コンビニなどでも売っている500円ほどのものでしっかりと香りが付き、臭みも消えますよ♪
ワインの期限は?開封前・後ごとに調査!正しい保存方法も!
どんな食べ物でも期限内に食べるのがベスト!
白ワインをおいしく楽しめる期限とは、一体どのくらいなのでしょう?
さらに、未成年の飲酒は禁止されていますが、料理に使う分なら大丈夫なのでしょうか?
詳しく解説していきます!
開封前のワインなら期限はない?おいしく飲める期限とは?
ワインには腐るという概念がなく、正しい方法を守ればいくらでも保存できます。
しかし、ワインは酸化が進むなどにより、健康上は問題ありませんが味わいが変化していってしまう飲み物でもあります。
飲み頃も数年~10年以上と幅が広く定まらないため、賞味期限も基本的にはありません。
けれども、おいしく飲めるタイミングというものはワインごとに存在します。
大まかに分類した種類ごとに、未開封のワインの飲み頃を表にまとめてみました。
お手頃価格のワイン | 買ってすぐ |
白ワイン | 1~2年以内 |
赤ワイン | 2~3年以内 |
スパークリングワイン | 買ってすぐ |
保存状態が良ければ、白ワインなら5年、赤ワインなら7年ほどならおいしく飲めるそうです。
ここまでは開封前のワインの期限・飲み頃についてお伝えしてきましたが、開封した後のワインの場合はどうなのでしょう?
開封後のワインはすぐに飲みきるのがベスト!
ワインは開封した瞬間から酸化が進んでしまうので、開封後はできるだけ早く飲みきることをおすすめします。
先ほどの分類で、開封後のワインをおいしく飲める期間の目安について表でまとめてみました。
お手頃価格のワイン | 1週間以内 |
白ワイン | 5日以内 |
赤ワイン | 3~5日以内 |
スパークリングワイン | 1~2日以内 |
スパークリングワインは専用のストッパーなどで保存した場合でも2日以内で飲みきるのが理想です。
赤ワインには、フルボディやミディアムボディなど開封後1週間ほど経過してからの方が飲みやすくなるタイプのものもあります。
しかし、酸味が強いライトボディの赤ワインは酸化が早いため上記の期限内に飲みきるのがおすすめです。
続いては、ワインの保存方法について、開封前・後それぞれ解説していきます。
ワインの保存方法を開封前・後ごとに解説!
ワインにはワインを保存するための「ワインセラー」と呼ばれる専用の機械がありますが、なかなかのワイン好きでない限り、ワインセラーがあるご家庭というのは少ないのではないでしょうか?
けれども、ワインセラーがなくてもおいしく保存する方法はちゃんとあるのでご安心ください!
ワインの保存に適した環境は主に5つあります。
- 暗い場所。
- 涼しい(13~15度)、かつ温度変化が少ない場所。
- 湿度が高い(60~85%)場所。
- 振動が起こらない場所。
- ニオイ移りしない場所。
この条件をクリアしているご家庭の場所で一番のおすすめは「床下収納」です!
床下収納がなければ、新聞紙にくるんだ状態で冷蔵庫の野菜室へ入れておくのがベストです。
また、常温でも保存はできますが、夏の場合は気温が高くなるため劣化が進行してしまいます。
秋~春にかけては気温があまり上がらないため、常温でも劣化は進みにくいといわれますが、飲む前にニオイを嗅ぐなど品質のチェックをしてください。
ここまでは開封前の保存方法でしたが、開封後は専用の機器によって長持ちさせる方法が主流となっています。
主な保存方法をまとめてみました。
- 真空ポンプやワインストッパーなどで真空状態にする。
- シャンパンストッパーでスパークリングワインの炭酸を抜けにくくする。
- ガスを注入して酸素をシャットアウトする。
- 小さな容器に移し替えて、空気に触れる面積を減らす。
機器がない、という場合は、やはり早く飲みきることがベストだと思います。
料理に使えば未成年でも大丈夫?
法律でも定められていますが、未成年者がお酒を飲むこと・購入することは禁止されています。
日本酒の料理酒と同様に、料理用ワインにも塩分が追加されているため調味料として扱われます。
ワインのアルコールも火を通すことで飛ぶので、小さいお子さん&妊婦さんがいるご家庭でも料理に使うことができます。
離乳食完了期である1~1才半頃から、アルコールをしっかり飛ばせば与えても大丈夫になります。
3分ほど沸騰させればほぼアルコールが飛ぶといわれるので、その時間を目安に火を通してください。
ここまで、白ワインを料理につかう効果や意味について、白ワインの期限や未成年でもOKなのか、について解説して参りました!
食材の臭みを消し、うま味を引き出す調味料として白ワインをぜひ、ご家庭で活用していってくださいね♪