とんかつやエビフライ、ハンバーグなど、子どもに人気のメニューにも使われているパン粉。
普段何気なく使っているけど、レシピには「カップ」や「大さじ」「グラム」など、分量の表記は様々。
1カップって何グラム?重さやカロリーは?そんなパン粉の疑問をみていきましょう。
[say img=”https://hurusato-ze.net/wp-content/uploads/2018/11/20180906-124011.png”]よく考えたらパン粉のことって意外に知らないのよね。[/ふきだし]
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124039-1.png” from=”right”]そうね。そもそもパン粉ってパンとは違うのかしら?[/ふきだし]
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パン粉とは?
そもそもパン粉とは、パンなどを粉状に砕いた調理用加工食品であり、大きく3種類にわけられます。
- 乾燥したパンやクラッカーを細かく粉砕して作るタイプ
- 乾燥していないパンを大まかな粉状にほぐし砕いて作る生パン粉
- 生パン粉を乾燥させて作る、目の粗い乾燥パン粉
欧米の文化圏で伝統的に使われているパン粉は「乾燥したパンやクラッカーを細かく粉砕して作るタイプ」で、全てのパン粉の起源となっています。
日本同様に揚げ物の衣として使われるほか、グラタンやキャセロール料理の表面にふりかけたりして使用されています。
日本では、食パンを利用する「生パン粉」が生み出され、それがとんかつやフライ料理に適していたため、生パン粉が主流となりました。
これが人気となり、エビフライ、とんかつ、コロッケなどの様々な日本独自の料理が生み出されていったんですね。
しかし生パン粉は保存性が悪かったので、これを乾燥させて保存性を高めた、目の粗い乾燥パン粉が生まれました。
これが、今では日本で最も一般に流通しているパン粉となっているのです。
パン粉1カップのグラムは?何cc?
実際に1カップとはグラムやccで表すとどのくらいの量になるのか、今回は乾燥パン粉と生パン粉にわけてみていきましょう。
パン粉1カップは何cc?
レシピでよく目にする「1カップ」という言葉。
1カップの量は200ccです。
そもそも「cc」は体積を表す単位なので、水でも小麦粉でも醤油でも砂糖でも何でも、1カップの量は200ccになります。
パン粉1カップは何グラム?
次はグラムについてみていきましょう。
グラムは重さ(質量)を表す単位なので、同じ量(1カップ)でも、ものによってグラムは違ってきます。
それぞれのグラム数を、1カップの他に、レシピでもよく目にする小さじ、大さじと合わせてまとめてみました。
乾燥パン粉 | 生パン粉 | |
1カップ(200cc) | 45g | 40g |
小さじ1(5ml) | 1g | 1g |
大さじ1(15ml) | 4g | 3g |
これを知っていれば、計量カップがなくても1カップの量を計りで計るなど、いざというときに応用がききそうですね。
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パン粉のカロリーは?
では次に、気になるカロリーやその他栄養成分についてみていきましょう。
乾燥パン粉、生パン粉の100gあたりのカロリー及び栄養成分をまとめました。
カロリー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | |
乾燥パン粉 | 373kcal | 14.6g | 6.8g | 63.4g |
生パン粉 | 280kcal | 11.0g | 5.1g | 47.6g |
生パン粉は乾燥パン粉に比べ、水分を多く含んでいるので、同じグラム数でみてみるとカロリーが低いことがわかりますね。
100gでみると高カロリーに思えますが、普段の料理でパン粉を100g使うことはあまりありません。
わかりやすい「大さじ1」でみてみると、
- 乾燥パン粉:11kcal
- 生パン粉:8kcal
となり、高カロリーなイメージもうすれますね。
これをみると、生パン粉のほうがカロリーが低く、ヘルシーな料理が作れると思いがちですが、これには注意が必要です。
フライに多く使われるパン粉ですが、乾燥パン粉よりも生パン粉の方が油を多く吸う点が両パン粉の大きな違いです。
一般的にパン粉の水分量が多いほど、揚げたときに油を多く吸ってサクサク感が強くなります。
そのため、揚げ衣にサクサク感を出したい場合、生パン粉の方がおいしく揚がりますが、油を多く吸うだけカロリーも高くなるので気を付けたいところですね。
まとめ
今回はパン粉の重さやカロリーについてみていきました。
乾燥パン粉と生パン粉では、含まれる水分量が大きく異なります。
それによって同じ1カップでも、乾燥パン粉は45g、生パン粉は40gと、重さに違いがでてきたり、カロリーや栄養成分にも違いがでてくるんですね。
水分量の多い生パン粉は、口あたりが柔らかくサクサク感が強くなり、本格的なフライが楽しめますが、油を多く吸うのでカロリーには気を付けたいところですね。
昔からなじみのある乾燥パン粉は、カリッという香ばしさが特徴で、コロッケなど中身に火が通っているものは早く仕上がりますし、油をあまり吸わせたくないときにも使われます。
[say img=”https://hurusato-ze.net/wp-content/uploads/2018/11/20180906-124011.png”]パン粉も種類によって、その特徴が違うんだね。[/ふきだし]
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124039-1.png” from=”right”]場面や素材によってパン粉を使いわけられるようになるとかっこいいね![/ふきだし]
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