バターってパンやお菓子作りに欠かせないし、お料理にもよく使いますが、バター大さじ1のカロリーってどのくらいなんだろう?ってとても気になりますよね。
そこでバター大さじ1のカロリーがどのくらいなのか調べてみました。
ところで、バターには有塩と無塩がありますが、カロリーに違いがあるのか、有塩に比べて無塩一切れの糖質が高いのか低いのかも気になったので、合わせて調べました。
バター大さじ1って結構量があると思うし、カロリーって気になるのよね。有塩と無塩で違ったりするのかしら?
そうね。糖質の違いも気になるわね。無塩のほうが低いのかしら?
バターって何からできているの?
バターのカロリーがどのくらいなのか気になりますが、その前に少しバターについても調べてみました。
バターの主原料は牛乳で、バターの80%以上を乳脂肪が占めています。
バターは牛乳を分離させてできたクリームを凝固させて作りますが、このクリームが乳脂肪です。
日本で市販されているバターは、牛乳をそのまま使用した非発酵バターで、ヨーロッパでは発酵させた牛乳で作る発酵バターが多く使われているそうです。
通常は食塩を加えて作りますが、食塩を加えていない食塩不使用バターもあるため、有塩バター、無塩バターという言い方もします。
バターには乳由来のビタミンA、E、Dが豊富に含まれており、特にビタミンAは牛乳の13倍以上と言われます。
ビタミンAには皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあり、細菌に対する抵抗力も上がります。
また、ビタミンDにはカルシウムの摂取を助ける働きがあり、最近では糖尿病や免疫力をあげる効果も期待されています。
バター大さじ1のカロリーは?
料理の本などにバター大さじ1とあった時、それって何グラム?って考えるのではないかと思います。
カロリーを考えるときもグラムに換算すると簡単ですね。
バター大さじ1は約12gです。
市販のバターはおおよそ200gですが、その1/16相当が大さじ1と言われていますので、購入時に16等分すると使いやすいですね。
『日本食品標準成分表』によるとバター100gのカロリーは745kcalですので、12gは89kcalとなります。
つまりバター大さじ1のカロリーは89kcalです!
無塩バターのほうが少しカロリーが高めですが、大きな違いはないようですよ。
『日本食品標準成分表』によるカロリーを表にまとめましたので参考にしてください。
100g | 大さじ1(12g) | 小さじ1(4g) | |
有塩バター | 745kcal | 89kcal | 30kcal |
無塩バター | 763kcal | 92kcal | 31kcal |
無塩バター一切れ、糖質は高いの?低いの?
結論から言いますと、無塩バター一切れの糖質は低いです。
有塩バターの糖質と無塩バターの糖質に違いはありませんでした。
糖質は次の計算で求められます。
【 糖質 = 炭水化物 ー 食物繊維 】
一切れを大さじ1や小さじ1と考えて計算します。
『日本食品標準成分表』による炭水化物と食物繊維は以下の通りでしたので参考にしてください。
大さじ1(12g) | 小さじ1(4g) | |||||
炭水化物 | 食物繊維 | 糖質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 糖質 | |
有塩バター | 0g | 0g | 0g | 0g | 0g | 0g |
無塩バター | 0g | 0g | 0g | 0g | 0g | 0g |
実をいうと、炭水化物も食物繊維も0gだったため、糖質も0gという結果になります。
糖質が気になる方も安心してバターを使うことができますね。
ちなみに、脂肪やタンパク質を糖質と一緒に摂取すると血糖値の上昇を抑えることができるので、ご飯やパンなどと一緒にバターや卵などを摂取すると血糖値の上昇を抑えることができ、糖尿病や糖質ダイエットなどにも効果が期待できます。
バターの1日の摂取適量は10gだそうですので、摂り過ぎには注意してくださいね。
大さじ1は89kcalなのね。無塩バターのほうが気持ち高いけど、ほとんど変わらないね。
うん。糖質もないし、摂り過ぎに注意してバターを活用したいわ!