にんにくは、血圧をおさえたりダイエットを促したりと、健康効果のある食材です。
にんにくの効能を得るために、効果的な食べ方を知っておきたいですよね!
食べ方によって、血圧やダイエットへの有効性は変わるのでしょうか?!
最適な量や料理も気になります。
にんにくの性質と、効果を得られる量や料理の仕方を調査しました!
[001]
にんにくの効果的な食べ方は?
多くの健康効果があるといわれるにんにくは、スーパーなどで手軽に買えて、料理にも使いやすいですよね。
そんなにんにくの健康効果を、しっかり得られる食べ方があるんです。
オススメの食べ方を紹介しますので、チェックしてくださいね。
にんにくをすりおろして、生で食べる!
にんにくは、すりおろして生で食べるのが効果的です。
すりおろすと、にんにくの繊維質が破壊され、有効成分アリインと酵素アリナーゼが反応し、アリシンという成分になります。
アリシンは、にんにくのにおいのもとで、健康効果を生み出す成分です。
時間が経つとにおいがきつくなり、アリシンの有効性も低下するため、食べる直前にすりおろすのが良いです。
にんにくをビタミンB1と組み合わせて食べる!
にんにくは、ビタミンB1と組み合わせて食べるのが効果的です。
ビタミンB1は、豚肉に多く含まれ、糖質からエネルギーを取り出すもので、不足すればエネルギー不足で疲労を招きます。
にんにくの有効成分アリシンとビタミンB1が結合すると、ビタミンB1が吸収されやすいアリインに変化します。
ビタミンB1をしっかり摂取することで、疲労回復につながるんです。
- にんにくの有効成分アリシンは、にんにくの健康効果を生み出すものである。
- アリシンを効果的に摂取するには、すりおろして生で食べるか、ビタミンB1と組み合わせて食べるのがポイント。
にんにくは血圧管理やダイエットに有効?!その理由は?
にんにくは、血圧をおさえたり、ダイエットを促したりする効果があるといわれます。
にんにくのどんな成分が、血圧やダイエットに効果的なのでしょうか?
また、効果を出すにはどのくらいの量を食べれば良いのでしょうか?
にんにくは血圧管理に有効?!
にんにくは、血圧を下げてくれる「食べる降圧剤」として、評価が高まっています。
にんにくが血圧を下げる理由は、にんにくにイオウ化合物が多く含まれるからです。
血圧に作用するのは、以下の3つのイオウ化合物です。
アリイン | にんにくを加熱調理すると、そのまま摂取できる。 | コレステロール値の上昇をおさえ、血行を促進させ、血圧を下げる。 |
スルフィド類 | アリシンをオイルに溶かした際に分解結合して生成される。 | 血小板の粘着力を弱める作用があり、血流を良くして血圧を下げる。 |
硫化水素 | にんにくを食べた後に体内で生成される。 | 血管に硫化水素が入ると、血管が酸素を多く取り込もうとして拡張するため、血圧が下がる。 |
にんにくは、これら3つの成分が総合して、血圧を下げる効果を発揮しているのです。
にんにくはダイエットに有効?!
にんにくは、ダイエットにも効果があるといわれています。
ダイエットに効果がある理由となるのは、以下の成分です。
アリイン | 体内でビタミンB1と結合してできるアリチアミンが、糖質のエネルギー代謝を活発にする。 |
スコルジニン | 血管を広げて血流を良くすることで新陳代謝を促進し、冷え症を改善する。 |
ニンニクレクチン | 全身の免疫力を高めるため、ダイエット中の栄養の偏りからくる体調不良を防ぐ。 |
にんにくでダイエットの効果を出すには、必ずビタミンB1を含む食品といっしょに食べることが重要です。
ビタミンB1は豚肉が有名ですが、そのほかにもウナギ、玄米、レバー、大豆、のりなどに含まれますよ。
ダイエットに効果的な量や料理は?
にんにくをダイエット中に食べるときは、1~2片ほどにしておきましょう。
薬味としてにんにくを使うなら、1~2片でもじゅうぶん使えますよね。
オリーブオイルを使った「ガーリックオリーブオイル」を作り置きしておけば、手軽に食べられますよ。
ガーリックオリーブオイルのレシピ
- にんにく100gと、オリーブオイル400ccを用意する。
- にんにくの皮をむいて芽をとったら、みじん切りにする。
- 刻んだにんにくを、オリーブオイルを入れたフライパンに入れて、中火で炒める。
- にんにくが焦げないよう注意し、色が変わり始めたら火を止めて、常温になったら完成!
ビタミンB1が豊富な豚肉にかけて食べると、美味しいですよ♪
- にんにくがもつ3つのイオウ化合物には、血圧を下げる効果がある。
- にんにくをビタミンB1といっしょに食べると、ダイエット効果が期待できる。
- にんにくの摂取は、1日に1~2片程度にする。
[003]