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バターとマーガリンの違いは?味や塩分、カロリーなどご紹介!トランス脂肪酸や健康についても調査!

パンに塗ったり料理に使ったり、毎日のように使うバターやマーガリン、実のところその違いってよくわからなかったりしませんか?

バターとマーガリンの違いは何なのか、味の違いや塩分とカロリーも違うのかを調べてみました。

また、最近よく聞くトランス脂肪酸ですが、マーガリンにはどうしてたくさん含まれているのか、健康への影響についても調査しました。

そう言えば、バターとマーガリンの違いって知らないわ。なんとなくで使い分けてるけど、どんな違いがあるのかしら?

そうよね。塩分やカロリーってどちらが高いのかしら?トランス脂肪酸も気になるわ。

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目次

バターとマーガリンの違いとは?

バターとマーガリンの大きな違いはその主原料にあります。

バターは牛乳から、マーガリンは植物性・動物性の油脂からできているんですよね。

 

バターは牛乳からできている!!

バターは、牛乳から作られています。

牛乳を分離させてできたクリームを凝固させて作りますが、手作りしたことがある方もいるのではないでしょうか。

バターは80%以上が乳脂肪なので味が濃く、香りも良く、コクや風味があります。

お菓子やパンの材料によく使われ、お料理に使っても風味が損なわれません。

日本で市販されているバターの多くは非発酵で、食塩を加えた有塩バターと食塩を加えていない食塩不使用バターがありますが、ヨーロッパでは発酵させた牛乳で作った発酵バターが多く使われています。

 

また、バターの特徴としては温度による形状の変化も挙げられます。

こちらも経験があるかもしれませんが、冷蔵庫に入れ忘れて室温で置いてしまうと、とても柔らかくなりますよね。

20度くらいだとまだ柔らかいくらいなんですが、30度超えるくらいから溶け始め、40度くらいになると液体になります。

もちろん冷蔵庫できちんと保存すると、ナイフでも切るのが難しいほど固い状態ですよね。

 

マーガリンは油脂でできている!?

マーガリンは、植物性・動物性を問わず油脂から作られます。

現在では植物性の油脂で作られることの方が多いようですが、マーガリンは油脂が80%以上を占めています。

マーガリンはバターの代用品として開発された加工食品ですが、冷蔵庫に入れても固くならないため、すぐに使えて便利です。

あっさりとした味わいで、サンドイッチなど他の食材と合わせるのに便利で、生地に練りこみやすいといった特徴があります。

 

マーガリンは油脂含有率80%以上とJAS規格によって定められているのですが、ファットスプレッドと呼ばれる含有率80%未満のものもマーガリン類の中には含まれます。

マーガリンよりもファットスプレッドのほうが軽い味わいです。

マーガリン類にはカロリーハーフやガーリック風味、いちごやチョコレートなどの風味が加わったものもあります。

お菓子作りに使える食塩不使用のマーガリンもありますよ。

 

味や塩分、カロリーは?

やはり、バターの方が味も濃く、コクや風味があっておいしい気がします。

ですが、マーガリンにもガーリック風味やチョコレートなどがあり、いろいろ楽しめますよね。

 

以下に『日本食品標準成分表』によるカロリーと食塩相当量を表にまとめました。

100g相当 10g相当
カロリー
(kcal)
食塩相当量
(g)
カロリー
(kcal)
食塩相当量
(g)
有塩バター 745 1.9 75 0.2
食塩不使用バター 763 0 76 0
発酵バター 752 1.3 75 0.1
ソフトタイプマーガリン
(家庭用)
769 1.3 77 0.1
ファットスプレッド 637 1.1 64 0.1

塩分もカロリーもそれほどの違いは感じませんが、100g相当だと有塩バターが少し多めですね。

食塩不使用バターは食塩相当量が0gとなってますが、食塩が添加されていないだけで、原料に全く塩分が含まれていないわけではないそうです。

カロリーハーフのカロリーはソフトタイプマーガリンの半分です。

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トランス脂肪酸って健康に悪いの?

最近では、トランス脂肪酸に対する関心が強まり、健康への影響を懸念する声も聞こえるようになりましたよね。

 

マーガリンのトランス脂肪酸とは?

トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種で、加工した油脂やその油脂を使った加工食品に含まれいます。

POINT

トランス脂肪酸が生成されるパターンは以下の3つです。

  1. 植物油などを加工するとき、水素を添加するときに生成される
  2. 植物油などを精製するとき、脱臭処理を行うときに生成される
  3. 牛などの反すう動物が胃の中で反すうするとき、バクテリアの働きによって生成される(乳などにも少し含まれます)

マーガリンのトランス脂肪酸は上記のうち、1、2の過程で生成されます。

油脂は常温だと液状なので、硬くしたり、くちどけの良さなどを付加するために「食用精製加工油脂」を配合するのですが、この「食用精製加工油脂」を製造する工程でトランス脂肪酸ができてしまうため、マーガリンはトランス脂肪酸と切り離せないのですね。

 

健康への影響は?

日本人の食生活は、通常トランス脂肪酸の摂取量が少ないため、今のところ問題にはならないと言われています。

しかし、欧米では、食生活の違いからトランス脂肪酸の摂取量が多いため、健康への悪影響があり、リスクも報告されています。

トランス脂肪酸を摂り過ぎると、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が増えて、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が減るため、動脈硬化や心臓病のリスクが高まり、糖尿病のリスクも高まります。

近年では食生活の変化などにより、トランス脂肪酸だけでなく脂質全体の摂り過ぎが問題となっていますので、バランスのよい食生活を心がけたいですね。

マーガリンだけでなく、バターも脂肪分なので、どちらにしても摂り過ぎには気をつけたいですね!

バターとマーガリンの違いは主原料にあるのね。塩分やカロリーはそんなに違わないのね。

トランス脂肪酸は今のところはそんなに気にするほどではなさそうね。でも他の脂肪分も含めて摂り過ぎには注意したいわね!

 

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