味噌を手作りする人が最近増えており、圧力鍋やジップロックを使った簡単な作り方が人気のようです。
味噌を作ってみたいけれど、失敗しそうでなかなか挑戦できないという方のために、味噌の簡単な人気の作り方や味噌作りに最適な時期、おいしく食べられる期間などについて調べてみました。
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簡単人気の味噌の作り方について
時間もかかり難しそうに思える味噌の作り方には、ジップロックを使ったものや圧力鍋を使った簡単で人気の作り方があるので紹介いたします。
人気の味噌の作り方について
- ジップロックを使った味噌の作り方
- 圧力鍋を使った味噌の作り方
ジップロックで簡単味噌の作り方
用意するものは麹1㎏、乾燥大豆500g、塩250g、大豆のゆで汁適量、食品用アルコールスプレーです。
大豆を茹でるには普通の鍋田と3時間以上かかりますが、時間がない時は炊飯器を使って、炊飯器の最大まで水を入れて大豆を入れたら1日放置しておくと、大豆がふっくらしてきます。
戻った大豆は炊飯器いっぱいになるので、さらに炊飯器ギリギリまで水を入れて通常の炊飯ボタンを押して大豆を炊きます。
炊けたら茹で汁を取り分けて、温かい状態のままで仕込みに入り、茹でた大豆をジップロックに入れて、麺棒などで転がしたり叩いたりしていきますが、ジップロックが破れないよう注意してください。
つぶれてくるとまとまってきますが、パサパサしているようならゆで汁を少しずつ加えながら揉みこんでいきます。
別のビニール袋に塩と麹を合わせておき、2~3回にわけてジップロックに投入して、その都度揉み込んでいき、全部混ざってまとまれば仕込み完了です。
ジップロックを閉める際、キッチンペーパーに食品用アルコールを含ませてジップの部分をきれいに拭ったら、しっかり密閉します。
冷暗所で保存して、3ヶ月くらいするとガスがでて袋がパンパンになるのでガス抜きをしますが、ジップの部分の消毒を忘れないでください。
5ヶ月目くらいから食べることができて、材料や道具も少なく済むのでおすすめです。
圧力鍋を使った簡単味噌の作り方
用意するものは、麹600g、大豆500g、塩200g、大豆のゆで汁適量です。
大豆を鍋いっぱいの水に1日つけて戻し、圧力鍋で30分煮ますが、火加減を最初強火10分、その後は弱火で20分でやるとふっくら仕上がります。
ゆで汁はとっておき、大きなボウルで麹と塩を混ぜたら、冷ました大豆とあわせた塩と麹をフードプロセッサーに入れて混ぜます。
フードプロセッサーがない時は、ジップロックなどなるべく丈夫なビニール袋に入れて麺棒などでつぶす方法もあります。
混ぜた大豆がパサパサしていたら、だいたい耳たぶくらいの柔らかさになるよう、ゆで汁を少しずつ加えながら混ぜてください。
熱湯消毒した容器に柔らかくなった大豆をいれて、空気が入らないようにしっかり押し付けて容器いっぱいにつめていきます。
表面にラップを密着させて、その上にビニール袋に入れた塩をのせて、涼しい冷暗所で保管し4ヶ月くらいたつと食べられるようになります。
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味噌作りに最適な時期や食べられる期間について
味噌の簡単な作り方は最近ではたくさん方法はありますが、せっかく作ってもカビが生えて失敗してしまうこともあります。
そこで、味噌作りに最適な時期や食べられる期間について調べてみました。
味噌作りに最適な時期や食べられる期間
- 味噌作りに最適な時期
- おいしく味噌を食べられる期間
味噌作りに最適な時期について
味噌作りに最適と言われる時期は1月下旬から2月の寒い時期で寒仕込みと呼ばれています。
この時期に仕込むことで冬から暖かくなる春夏の時期に熟成発酵が進み、気温が下がる秋頃に食べられるようになるからです。
この期間を逃すと味噌作りはできないのかというと、そうではなく3月から5月の暖かくなる時期に仕込むことももちろん可能ですし、夏場に味噌を仕込むことも可能です。
しかし、あまりに気温が高い暑い夏などは、発酵が進み過ぎたり、夏に仕込んだ場合、寒い時期に変わるので逆に発酵がなかなか進まないといったことになることがあります。
おいしく熟成発酵した味噌を作りたい場合は、寒仕込みが良いと思われます。
味噌を食べられる期間どのくらい?
昔から保存食と言われる味噌は、冷蔵庫で半年から1年、うまく保存できれば3年近く長い期間食べられると言われています。
スーパーなどで売られている味噌は賞味期限が開封後は半年くらいですが、冷凍庫で保存すれば1年以上使えたりもします。
手作りの味噌も保存容器やカビの処理がうまくできれば、長い期間食べられます。
ただ、手作り味噌は自分の好みで作られていてきっと市販品よりおいしいく感じるということで、すぐに食べきってしまうという方が多いようです。
味噌のカビ対策とカビが生えた時の対処法
せっかく手作りした味噌はなるべく長い期間楽しみたいですよね。
そこで味噌のカビが生えた場合の対処法やカビ対策について調べてみました。
味噌のカビ対策について
容器をアルコールなどでしっかり消毒して味噌を入れても、どうしても空気にふれることはあるのでカビが生えることがあります。
そこで、味噌の表面にホワイトリカーなどの飲料用アルコールを全体に吹きかけてから、ラップを密着させて保存することでカビ対策になります。
また、飲料用アルコールがない時は、チューブのワサビをラップに包むか消毒した小皿に入れて、味噌を密着させたラップの上に置いて保存するのも、ワサビの殺菌効果でカビ対策になります。
味噌にカビが生えた時の対処法
味噌にカビが生えても食べることが可能で、味噌のカビが白っぽいものだと酵母という場合もあります。
また黒っぽいカビは酸化しているので取り除くだけで食べることができますが、青っぽいものはアオカビなのでこちらは注意が必要です。
カビが生えたら、大きめのスプーンと飲料用アルコールと霧吹きを用意します。
カビの生えた部分の味噌をスプーンで取り除き、さらに飲料用アルコールを吹きかけて全体を混ぜるだけです。
カビが生えたからとあきらめて捨てずに、その都度きちんと対処してあげましょう。
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