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はちみつは赤ちゃんにいつから与えていいの?なめたらどうなるか、症状や死亡する量、加熱したら大丈夫なのかも調査!

赤ちゃんへのはちみつは、いつから大丈夫なのか、症状はどうなるのか、死亡する量、加熱したならなめていいのか、なぜ危険なのかをお伝えします。

赤ちゃんがいつからどれだけの量のはちみつをなめられるのか、症状はどうなるのか、なぜ死亡するのか、加熱したら安全なのか、正しい知識をつけましょう。

赤ちゃんにとって、はちみつは身体に悪いものなのでしょうか?

知識があれば、自分で気をつけるだけでなく、人に注意することもできますよね。

過去には、はちみつを食べた赤ちゃんが死亡する事故も起きています。

命に関わることですから、正しく理由を把握していきましょう。

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目次

赤ちゃんがはちみつをなめたときに出る症状は?

はちみつにはボツリヌス菌という菌がいることがあります。

このボツリヌス菌が作る毒素による中毒症状がボツリヌス症で、特に赤ちゃんの場合は乳児ボツリヌス症と言います。

 

乳児ボツリヌス症は以下のような症状が見られます。

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  • 5日以上の便秘
  • 母乳、ミルクを飲まない、元気がなくなる、泣き声が弱々しくなる
  • よだれが多くなる、首の座りが悪くなる、眼球運動の麻痺
  • 呼吸が弱くなり、最後は呼吸不全になり、死亡することも

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便秘かな?と思っているうちに症状が進行したらと思うと怖いですね。

 

赤ちゃんも少量ならはちみつを食べても大丈夫?

はちみつ量についてですが、結論から言うと安全な量というのはありません。

少しでも赤ちゃんが食べたら乳児ボツリヌス症の危険があります。

 

ボツリヌス菌が出す毒素が原因になるので、はちみつを食べた量に関係なく、菌が体内に入った時点で、毒素が溜まっていってしまうんですね。

口に入れないことでしか、安全を保証できません。

加熱をすれば食べられる?

食中毒の対策として、食材をよく加熱することは基本ですよね。

これは、加熱によって原因の菌が死滅するために効果的な予防になります。

では、ボツリヌス菌には加熱は有効なのでしょうか?

 

殺菌に必要な条件は以下の通りです。

サルモネラ菌など一般的に食中毒の原因となる菌 75℃ 1分以上
ボツリヌス菌 120℃ 4分以上

 

ボツリヌス菌は高温に強く、一般的な調理法での加熱程度では菌は死滅しません。

したがって、加熱をしても赤ちゃんにとって、はちみつが危険な食べ物であることに変わりありません。

 

はちみつ入りの焼き菓子なども、同様の理由で生きたボツリヌス菌が含まれている可能性があります。

加工しているからといって赤ちゃんに与えてはいけません。

いつからはちみつを食べられるのか?

大人がはちみつを食べても、通常はボツリヌス症になりません。

それは、腸内環境が整っているためです。

ボツリヌス菌が腸内の他の細菌との競争に負けて、毒素が出なくなるんです。

 

赤ちゃんの場合は腸内環境がまだ未熟なのに加えて、食べ物が母乳やミルクといった高栄養価のものなので、ボツリヌス菌が増えやすい環境にあります。

 

赤ちゃんの腸内環境が整うのは満1歳が目安です。

離乳食も進み、腸内の細菌が安定してきます。

はちみつを与える場合は満1歳になってからにしましょう。

 

ちなみに、乳児ボツリヌス症の発症例の最高月齢は、生後11カ月です。

離乳食を良く食べるから、体が大きいから、など赤ちゃんの成長を自己判断して1歳未満で食べさせないでください。

 

はちみつは焦って食べる必要のないものですから、正しい時期まで待って、楽しく食べるといいですね。

はちみつにこんなに恐ろしい菌が含まれている可能性があるんですね……。

理由もわかったので、知らない人には教えて広めていかないといけませんね。

赤ちゃん自身が成長すれば、そこまで怖がる必要もありませんから、はちみつと正しい付き合い方をしていけば大丈夫ですよ。

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