お料理の香りづけなどに良く使うにんにくですが、使いきれないことも多くて困りますよね。
気が付いたら芽が出ていたり、カビてたり……、上手ににんにくを保存する方法を調べてみました。
冷凍や常温、オイル漬けなどの保存方法がありましたのでご紹介します。
また、にんにくの芽の保存や気になる『においうつり』の対策についても調べました。
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124011.png”]にんにくって1回のお料理にそんなに使わないから、長く保存できると助かるわよね。[/ふきだし]
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180908-111334.png” from=”right”]そうよね。芽が出ないように保存したいわよね。においうつりも気になるし、上手に保存して使いきりたいわ。[/ふきだし]
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にんにくについて知っておこう!
にんにくは常温で保存するほうが……と思っていましたが、保存の適温は0~6℃、湿度は65~70%ということですので、常温よりは冷蔵庫で保存するほうが良さそうですよね。
また、にんにくの収穫は6月下旬~7月上旬ですが、10月ころになると芽が出てくるので、農家では-2~-3℃くらいの低温で保存しているそうです。
芽が出てきても食べられますが、発芽すると栄養素がそちらに使われてしまい、香りが弱くなったり、味が落ちるので、なるべくなら芽が出ないように保存したいですよね。
一般家庭ではチルドルームを利用すると低温で保存でき、芽が出にくいようですよ。
にんにくの保存方法は?
にんにくの保存方法でおすすめなのはみじん切りにしてオイル漬けにする方法で、大変使いやすくて良いのですが、冷凍保存や常温保存などいろいろありますので、用途によって使い分けても良いですよね。
にんにくを冷蔵保存する
にんにくを購入した後時間のないときなども、ひとまず冷蔵保存しておくことをおすすめします。
- にんにくがビニール袋に入っているときは袋から出します。
- にんにくを1個ずつそのまま新聞紙で包み、保存袋に入れます。
- 使いかけのにんにくは薄皮を全てむいて、1片ずつキッチンペーパーで包んで保存袋に入れます。
- チルドルームにて保存します。
にんにくを冷蔵保存するときに気をつけたいのは発芽とカビです。
にんにくをそのままビニール袋に入れてしまうと、むれてカビやすいのですが、新聞やキッチンペーパーで包むことでカビ予防になりますので、必ず包んでから保存袋に入れましょう。
チルドルームに入れることで発芽しにくくなりますし、2~3か月は保存できます。
にんにくを冷凍保存する
にんにくは生のまま冷凍保存することもできますが、1片ずつに分けて保存しましょう。
また、薄くスライスしたり、みじん切りやすりおろしたりして冷凍するとそのまま使えるので良いですよね。
- にんにくは1片ずつに分けます。
- スライスやみじん切りなど使いやすい形にしても良いです。
- 小分けにしてラップに包み、保存袋に入れます。
- 冷凍庫に入れて保存します。
凍ったまま切ったりすりおろしたりもできますし、解凍せずにそのまま使ったほうが良いですよ。
1片ずつに分けるときは薄皮をむいてもむかなくても良いですし、まとめて保存袋に入れるだけでも大丈夫です。
凍っているにんにくの薄皮は、根元部分を切り落として、包丁でめくるようにむくと簡単にむけますよ。
すりおろしたにんにくやみじん切りはラップに棒状や板状にして冷凍すると、使いたい分だけ折って使うことができて便利です。
においうつりが気にならないなら、製氷皿に小分けして凍らせても良いですよね。
すりおろしは約1ヶ月、スライスなどは1~3か月ほど保存できます。
にんにくを常温で保存する
にんにくは気温の低い時期なら常温で保存することもできます。
- にんにくはビニール袋に入っているときは必ず袋から出します。
- ネットなどの通気性の良いものににんにくを入れます。
- 日が当たらない、風通しの良い場所につるしておきます。
常温でも1ヶ月くらい保存できますが、にんにくは温度が高くなると芽が出てきますので、冷暗所がないときや暖かい時期は冷蔵や冷凍すると良いでしょう。
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にんにくをオイル漬けにして保存する
にんにくをオイルに漬けるとにんにくの香りがオイルに移ってガーリックオイルとしても使えますし、にんにくの乾燥や発芽の防止にもなりますよね。
- にんにくは1片ずつに分けて薄皮をむきます。
- お好みで使いやすい形に切ります(みじん切りがおすすめ)。
- 煮沸消毒などをした保存容器ににんにくを入れます。
- にんにくが完全に浸かるようにオリーブオイルを入れます。
- ふたをして冷暗所に保存し、1週間くらい置きます。
常温で2~3か月くらい使うことができます。
みじん切りなら、オイルとにんにくを一緒にドレッシングや炒め物に使えて便利です。
お好みで唐辛子を加えても良いですよ。
にんにくを取り出す時は清潔な箸やスプーンを使います。
にんにくを醤油漬けにして保存する
にんにくは醤油に漬けてもおいしいですよね。
- にんにくは1片ずつに分けて薄皮をむきます。
- お好みで使いやすい形に切ります。
- 煮沸消毒などをした保存容器ににんにくを入れます。
- にんにくが完全に浸かるように醤油を入れます。
- ふたをして冷蔵庫に保存し、1週間くらい置きます。
冷蔵で2~3か月くらい使うことができます。
そのまま食べても良いですし、お料理に使っても良いですよね。
にんにくを取り出す時は清潔な箸やスプーンを使います。
にんにくの芽の保存方法は?
炒め物によく使われるにんにくの芽は、にんにくの中心から伸びた芽が育ち茎になったもので、その先につぼみをつけやがて花を咲かせます。
農家では、花が咲く前に花茎を摘み取り、これがにんにくの芽として売られています。
にんにくの芽はそのまま保存袋に入れて野菜室に入れて保存すると2~3日保存できますが、冷凍して保存すれば1ヶ月くらい保存できます。
- お湯を沸騰させて塩を加えます。
- 1ににんにくの芽を入れ、茎の部分は1分くらい、つぼみがあるときは分けて10~15秒くらい茹でます。
- 氷水に入れて冷やし、ざるにあげて水気をしっかり切ります。
- ラップをバットに敷いて、その上に重ならないように並べます。
- 4を冷凍庫に入れ凍らせます。
- 凍ったら、保存袋などに入れて冷凍庫で保存します。
にんにくの『においうつり』対策
にんにくを保存したときに気になるのは、保存容器や冷蔵庫へのにおいうつりですよね。
保存容器についてしまったにんにくのにおいを消したいときは、重曹を使うとすっきりします。
水1Lに重曹大さじ2杯くらいを目安に、重曹を溶かした水に保存容器を入れて、しばらく浸けておきます。
その後いつも通りに洗うだけで容器のにおいがすっきりします。
にんにく以外のにおいでも効果があるようですよ。
重曹がないときは、塩を容器に入れて濃い塩水を作り、ふたをして容器を振るとにおいが気にならなくなるそうです。
保存容器ににおいがうつらないようにしたいときは、保存容器の中にラップを敷いてからにんにくを入れ、ラップでふたをしてから容器のふたをするのも効果があるようです。
また、プラスチック製の容器はにおいうつりしやすいので、においがうつりにくいガラス製やホーロー製の保存容器を使うと良いそうですよ。
それでもにおいうつりが気になるという方は、ジップロックなどの保存袋を活用することをおすすめします。
ジップロックに入れるとにおいがもれにくいので、冷蔵庫へのにおいうつりもある程度防ぐことができます。
また、保存容器をきちんと密閉すれば、においがもれるのを防げますが、保存容器をラップで包んでも良いですよね。
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124011.png”]にんにくは野菜室よりチルドルームの方ほうが良いのね。醤油漬けもおいしそうだし、いろいろ試してみても良いわよね![/ふきだし]
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180908-111334.png” from=”right”]うん!オイル漬けにしたらそのまま炒め物にも使えるし便利そうよね。これで途中で芽が出ちゃうこともなくなりそうよね。[/ふきだし]
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