和風だしは顆粒タイプからパック入り、液体タイプといろんな種類のだしがでています。
実際その和風だしの栄養成分はどうなっているのでしょうか?また、無添加で市販品の和風だしの代わりになる代用品になるものはどんなものがあるのか気になるという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、和風だしの気になる栄養と、市販品を使わなくても身近なものでだしがとれる無添加の代用品について調べてみました。
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124011.png”]顆粒の和風だしはさっと使えて便利だから、常備しているけれど、確かに栄養ってどうなっているのかしら?きちんとだしを取るより塩分が高いって聞いたことあるわ!この機会に和風だしの栄養について調べてみましょう![/ふきだし]
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180908-111334.png” from=”right”]だしは自分でとったほうが安心安全なのはわかるけれど、わざわざ鰹節や昆布を買ってきてとなるとお金も時間もかかるのよね!身近なもので無添加のだしの代用品ができるって本当かしら?ぜひ教えてほしいわ![/ふきだし]
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和風だしの顆粒の栄養について
顆粒の和風だしと言っても、かつおをはじめこんぶやいりこなどたくさんの種類があります。
便利な顆粒の和風だしですが、栄養成分はどうなっているのか調べてみました。
和風だしの栄養について
- 昆布だしの栄養成分
- かつおだしの栄養成分
- いりこだしの栄養成分
いろいろ使える昆布だしの栄養成分
実際昆布からだしをとるには、昆布を一晩水につけておいたり、沸騰させないよう火加減に気を付けたりと、手間がかかりますが、顆粒タイプの市販のだしだと、好きな量をさっと使えて便利です。
その栄養成分はアミノ酸や風味調味料として昆布の粉末や昆布のエキスも入っており、その他食塩と砂糖も含まれているものもあります。
顆粒の昆布だしからだけで栄養をとることは難しく、塩分や添加物が気になる方にはおすすめできません。
しかし、最近は減塩タイプや無添加表記のものもあるので、しっかり成分表を見てから選ぶようにしましょう。
和風だし代表のかつおだしの栄養成分
かつおだしはお味噌汁や煮魚など和食によく合い、一般的に多く使われている和風だしかもしれません。
栄養成分はこちらもアミノ酸をはじめ、かつおぶしの粉末やかつおエキス、食塩や砂糖類は含まれています。
顆粒だしに加工される前の鰹節には、ビタミンB群や必須アミノ酸、多くのミネラル成分を含んでいますが、だしにするとその栄養はほとんど失われてしまいます。
しかしかつお独自のうま味成分はしっかり入っており、中にはカルシウムも含まれている市販品もあります。
味噌汁によく使われるいりこだしの栄養成分
和風だしのかつお、昆布に続いてよく使われているいりこだしですが、顆粒だしにするとアミノ酸、煮干しいわし粉末、煮干しいわしエキスや食塩や糖類が入っています。
いりこだしもかつおだし同様に、顆粒のだしがあれば、忙しい朝にもさっとおいしい味噌汁ができたり、うどんやそばのつゆなどもおいしくできます。
ただ、煮干し独自からとるだしと比べると、市販品ではミネラルやカルシウムなどの成分はほとんどなくなってしまいますが、最近はかつおだし同様に減塩やカルシウムを多く含んだ市販品もでています。
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市販の和風だしの代わり 無添加の代用品とは
市販の和風だしは顆粒タイプなど常備しておくと大変便利ですが、無添加にこだわりたいときなど、身近なものを代用品として使うことができます。
市販品の代わりに無添加の代用品
- 干しシイタケの戻し汁
- 野菜くずでだしがとれる
- 魚の骨やアラでだし
捨てないで干しシイタケの戻し汁
干しシイタケの戻し汁にはシイタケ本来が持つ栄養成分がたくさん含まれており、無添加でおいしいだしとしても使えます。
タッパーなどにシイタケをいれて、シイタケが浸るくらいお水をいれて一晩置いておくだけなので、だしの取り方としても、とても簡単なのです。
保存方法としては、あまり長期間の保存は風味が落ちてえぐみがでることがあるのですぐ使い切ることが理想的ですが、たくさんシイタケを戻した場合など、冷凍保存で1週間ほど保存できます。
味噌汁や茶わん蒸し、高野豆腐の煮物などいろいろ使えて便利です。
野菜の皮もくずも捨てないで
野菜の皮や茎の部分が一番栄養価が高いということを聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
玉ねぎの皮やきゃべつのしん、ニンジンの頭と根っこなど普段切り落として捨ててしまいがちなところも、無添加で栄養がつまっただしがとれるのです。
お鍋に野菜の皮やくずを入れて、かぶるくらい水を入れたら臭み消しとしてお酒を小さじ1~2杯入れて20~30分加熱させるだけです。
注意点としては沸騰するとえぐみがでたり、野菜がぐずぐずになってだしがきれいな色にならないので、沸騰させないよう火加減に注意しましょう。
無添加でお子様にも安心なおいしいだしがとれるのでおすすめです。
うまみのつまった魚のアラだし
あじの干物やさんまなど、骨が残った際捨ててしまう方は多いでしょう。
しかし、魚は骨のほうにもたくさんうまみがつまっているので、骨やアラでおいしいだしができます。
鍋に魚の骨やアラをいれたらかぶるくらいの水をいれて、魚の臭み消しのためにお酒を小さじ2杯ほどいれて加熱していき、アクを取りながら15分ほど加熱したら完成です。
ざるなどにキッチンペーパーをしいて、骨とだしをこして使いましょう。
生魚を使う際は、骨やアラの血などはきれいに洗い流してキッチンペーパーなどで水気を拭いておくと、生魚の臭みがつきません。
和風だしを選ぶならパック?顆粒?選び方を紹介
和風だしを選ぶ際、顆粒タイプが良いのか?だしパックにすべきか悩むこともあると思います。
そこで顆粒タイプかだしパックの選び方のポイントを調べてみました。
時短料理にはさっと使える顆粒だし
顆粒だしはすぐに水に溶けるので、一人分だけのお味噌汁もお椀一杯にさっと作れたり、忙しいときなどもとても便利です。
さらに分量を計らず使える小分けのスティックタイプなどもあるので、普段料理に時間をかけられないという方にはおすすめです。
ただし、だしパックに比べると素材の味や風味は少し劣ってしまいますし、無添加と表記されていても完全な無添加ではない顆粒だしもあるので、味や無添加にこだわる方にはおすすめできません。
風味や素材の味を楽しめる和風だしパック
最近は市販品でも有名料亭と同じ和風だしパックなどが売られていることもあり、自宅で簡単に本格的な味が楽しめると人気です。
だしパックの中に必要な材料はすべて入っているので、手間がかからず、料理初心者でも本格的な味がだせたりします。
ただし、顆粒タイプと比べるとお値段が高かったり、商品によってはあわない味だったりする場合もあります。
どんなものが入っているのか一度じっくり見てから、好みのだしにあうまではいろいろ試してみるとよいでしょう。
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124011.png”]時間がないときはついつい顆粒タイプの和風だしに頼っちゃうけれど、やはり本格的なだしと比べたら栄養はそんなにないのよね!でも最近は減塩タイプやカルシウムが入っているものもあるなら、これからはいろいろ見比べて買うようにしましょう![/ふきだし]
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180908-111334.png” from=”right”]野菜くずや魚の骨なんていつも捨てていたけれど、まさかだしが取れるなんて知らなかったわ!無添加で安心だし、これからは捨てずにだしとしても使い切るようにしましょう![/ふきだし]
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