ホワイトペッパーとブラックペッパーの違いって何だろう?色が違うだけ?と疑問に思うことありますよね。
同じ胡椒だしラーメンにはどっちを使っても良いかな?と思うこともあります。
そこで、ホワイトペッパーとブラックペッパーの違い、効能や使い分けなどについて調べてみました。
また、ラーメンにはどっちが合うかも調べてみました。
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124011.png”]ホワイトペッパーとブラックペッパーって色が違うだけじゃなくて香りも違う気がするわ。[/ふきだし]
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180908-111334.png” from=”right”]料理によっても合う合わないがあるし、使い分けとか気になるわよね。[/ふきだし]
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ホワイトペッパーとブラックペッパーってどう違うの?
ホワイトペッパーは白胡椒、ブラックペッパーは黒胡椒とも呼ばれ、料理に欠かせないスパイスのひとつとなっていますよね。
日本では瓶に入った粉末の胡椒がおなじみですが、これはホワイトペッパーとブラックペッパーの粉末をブレンドしたもので、日本独特のものです。
胡椒はシルクロードを通って、西洋から伝わったものですが、日本へは奈良時代に伝わったとされています。
欧米ではもともと肉の保存や味付けに長い間ブラックペッパーのみが使われていて、食文化の発達とともにホワイトペッパーが使われるようになったのですが、今でも日本の様にブレンドしては使わないようです。
実をいうと、ホワイトペッパーもブラックペッパーも同じ胡椒の木から収穫された実で作られているのですが、木の実を収穫するタイミングや製法によって違うスパイスになります。
- ホワイトペッパーは、完全に熟した実を収穫し、収穫した実を水に浸した後、柔らかくなった外皮をはいで天日乾燥させます。
- ブラックペッパーは、まだ熟していない実を収穫し、収穫した実をそのまま天日乾燥させます。
辛味成分は完熟する前の実に多く含まれるのでブラックペッパーの辛味は強くなり、ホワイトペッパーの辛味はまろやかになります。
また香り成分は外皮に多く含まれているので、外皮のあるブラックペッパーは香りが強くなり、外皮のないホワイトペッパーは香りがおだやかになります。
ホワイトペッパーとブラックペッパーの効能は?
胡椒にはさまざまな栄養素が含まれていますが、その中でも辛味成分であるピペリンの効能はよく知られています。
特にブラックペッパーに多く含まれるピペリンの抗菌・防腐・防虫作用は、冷蔵技術が未発達だった中世のころから肉食文化を支え、料理には欠かせないものでしたが、ほかにもいろいろな効能が期待できます。
またカリウムや鉄分の効能も期待できるようです。
抗菌・防腐・防虫作用に加え抗酸化作用も!
胡椒の抗菌・防腐・防虫作用は、摂取することで体内から菌に働きかけて悪さをするのを防ぐ効果が期待できます。
また抗酸化作用があるので、がんなどの病気から身体を守り、老化を防ぐ効果も期待できます。
記憶障害や認知障害への緩和効果があることも報告されています。
血行促進作用や発汗作用で体調改善!
胡椒には血行促進作用があり、身体の末端まで血液を行き渡らせるので、栄養素の吸収を促進し、冷え性にも効果があるといわれています。
また脾臓の消化酵素を刺激し、消化器官の働きを助け、胃腸の調子を改善したり食欲を促進します。
食欲不振や消化不良、吐き気など、またお腹の張りなども改善してくれるようです。
胡椒には発汗作用もあり、エネルギー代謝も良くなるので、脂肪が燃焼されやすくなり、ダイエット効果も期待できます。
塩分バランスや貧血も改善!
胡椒に含まれるカリウムには体内の塩分や水分のバランスを適正に維持して、血圧を下げる働きがあるので、むくみの解消や高血圧の予防などの効果が期待できます。
高血圧の予防で減塩していて物足りないときに胡椒を使うと味のアクセントにもなって良いですよね。
また胡椒には鉄分も含まれているので、ピペリンの効果と相乗効果が期待でき、貧血の改善も期待できるようです。
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ホワイトペッパーとブラックペッパーの使い分けは?
ホワイトペッパーとブラックペッパーは辛味や香りの強さから使い分けるのが良いようです。
ホワイトペッパーの使い方は?
ホワイトペッパーは白いので、白く仕上げたい料理に使うと良いようです。
代表的なのは、ホワイトソースを使ったグラタンやホワイトシチュー、ポタージュなどがありますね。
また辛味も香りも弱めなので、白身魚や鶏肉、卵などの淡白な料理に良く合います。
ブラックペッパーの使い方は?
ブラックペッパーは辛味も香りも強いので、昔から臭み消しや風味づけに使われることが多く、味の濃い肉料理に良く合います。
それ以外の料理でも全般的に使われており、野菜料理、魚料理、麺類、シチュー、スープ、オムレツなどにも使われているようです。
ラーメンに合う胡椒はどっち?
一般的には透き通ったタイプのスープにはホワイトペッパーが、濃い味のスープにはブラックペッパーが合うようです。
ラーメン屋さんで使う場合は、スープや麺にこだわりがあり、基本的にはそのお店のラーメンに合う胡椒が置いてあるので、用意されているものを使うのが一番良いですよね。
置いていないお店も多いですが、その場合はもちろん使わないのが一番です。
家で食べる場合や、両方おいてある場合はスープとの相性を考えると良いですよ。
胡椒を使うときの注意点!
胡椒の香りは加熱すると飛んでしまうので、料理の最後や食卓に出す直前に加えると風味が活かせます。
香りは細かく挽いたものの方が強いので、香りづけには粉末をかけると良いですが、煮込み料理には粒のまま使うとじっくり香りを引き出すことができます。
臭み消しの時は最初にまぶしましょう。
胡椒は刺激物ですので、摂り過ぎには気を付ける必要があります。
- 胃が荒れて下痢や腹痛、胃痛などを起こしますので注意しましょう!
- 味覚障害を起こす恐れもありますので適量を守りましょう!
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180906-124011.png”]ホワイトペッパーとブラックペッパーの違いが収穫や製法にあって、色だけじゃなくて香りや辛味にも違いがあることがわかったわ。[/ふきだし]
[say img=”https://min-to.net/wp-content/uploads/2018/09/20180908-111334.png” from=”right”]これからは香りや辛味の違いを活かしてお料理に使うともっとおいしくできそうよね。[/ふきだし]
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