寒くなると鍋料理が食卓に登場する事が多くなります。
味付けであっさり味好みなら時短でも作れる昆布だし鍋がおすすめ。
残りのつゆにしめを加え、最後に残ったつゆと共に味えるのが鍋の醍醐味です。
時短の昆布だしの取り方と残りつゆに味付けは必要か?を考えてみましょう。
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時短でつくる昆布だしの取り方
昆布の種類によって味の特徴や違いがあるので、その種類と時短の昆布だしの作り方をみていきましょう。
昆布だしの種類とは
真昆布・羅臼昆布・利尻昆布・日高昆布の4種類になります。
それぞれ味や香りには、特徴があるので、みなさんのご予算や好みでえらんでくださいね。
時短の昆布だしの取り方は
すぐ昆布だし鍋が食べたくなった時は、電子レンジを使うのが一番、お勧めです。
耐熱のカップに昆布を入れて、30分位置いてレンジでチンして温めるだけです。
あるいは、これは同じ考え方ですが、沸騰したお湯に昆布を入れて10分まちます。
美味しい昆布だしがとれます。
「もっと手早く」が必要ならば、昆布をそのまま鍋に入れ、最初から火にかけます。
湧いたら、火を止めつゆをつくります。
昆布を鍋の具にするのならば、細かく切って下さいね。
鍋の残りつゆの「しめ」とは
「しめ」を考える意味で、昔からの日本での習慣があります。
そもそも、鍋の汁にはうまみも栄養も汁に溶け出るから、無理に身を食べなくても栄養もおいしさも充分に得ら
れる方法を、人々は昔から経験で知っていたのです。
鍋に限らず、もともと煮汁を最後まで無駄なく活用し、摂取する意味は栄養も摂れておいしいからです。
とてもよくわかる背景ですね。
それが、いま日本の鍋料理では「しめ」と呼ばれる風習につながっているのです。
昆布だしならば、ミネラルがそれ自体に豊富に溶け出していて健康的です。
鍋物の汁は、多くの食材の栄養が含まれるだけでなく、複数のうまみ成分が組み合わせになり
一層おいしくなります。
このように、美味しい理由は、うまみが桁違いに増えるからなのです。
というわけで、「しめ」まで健康的なのです。
旨みが含まれた残りのつゆは、そのままでも美味しいです。
もちろん味付けの場合も塩分の取り過ぎには、気を付けつつ、その残りのつゆで「しめ」を存分に楽みましょう。
昆布鍋のしめで、残りのつゆに味付けは必要?
鍋は、汁(スープ)が一番おいしいですね。
しかも具を食べきった頃には、旨みがスープに溶け出して一番、おいしくなります。
そのスープを使って料理するというのは、とても理にかなっています。
具を煮てから汁がすくなくなった場合は、臨機応変に少し水分やだし汁を加え、さらさらのしめのつゆに
するかしないのかは、お好み次第です。
ご飯を入れて卵をおとして雑炊風にするのは、昆布だし鍋の定番かもしれませんね。
他にも食べる人の好きな「しめ」をいれ、工夫してその人流の鍋で最後まで、その溶け出した旨みと栄養を
いただける鍋はとてもからだにもいいのです。
心の満足感もあり、みな、お鍋を囲んでほっこりします。
多数で囲んでも一人でも、お鍋はその時の気分で、自在に決めればいいのです。
鍋をどのように完結するかは、毎回の決まりはありません。
ですから、昆布だしの鍋に味付けが必要かどうかは食べる人のお好みです。
旨みだけが好みの人なら、そのままでもいいですね。
少し味付けが必要ならばポン酢や軽く塩分など、好みの味つけにするのもありです。
「しめ」には、ご飯もうどんも良く使われます。
ご飯はスープをたっぷり吸うため味が薄めで具材の旨みが染み出た鍋に合います。
特に昆布だしの鍋にはぴったりです。
手軽に時短でつくれる昆布だしはとても便利です。
というわけで、栄養がしみ込んだ昆布だし鍋のつゆは飽きる事なく、最後のしめまで味わえます。
あっさりした鍋に合う基本の昆布だしを時短でつくり、鍋料理を手軽に日々の生活の中で楽しみましょう。
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